第1409話 安心

2025年5月23日

第48部-強制的バレー 大会前編-

t f B! P L
守「そんでな。バレーなんかより
バンドの方がええやんってなって」

司「うん。そりゃそうだろね」

守「バレー部でもないのにってな。
その通りって正論を言われたわけ」

理子「ねぇ。だからあたしも市民大会
知ってるけどそれがなんで驚くん?」

司「理子。市民大会の日ってのが・・
11月6日の日曜日やねん・・・」

理子「えっ?その日って文化祭やん。
どうするん?市民大会無理じゃない?」

守「まぁそういう話しになるわけや。
それで色々言われたりしてたわけで」

司「困ってるわけね。わかってる。
そうなったらどうするの?僕は去年の
文化祭のライブ見ててまた来年も見たい
って思ったりもしてたから文化祭の
ライブに出るって決めたんやったら
それはそれでしょうがないと思うけど」

守「いや。最初から答えは決めてる。
今年はバレーやるって」

司「弱いのに?1回戦負けの可能性が
高いのにやる事は薦めれないけど?」

守「それでもやりたいねんなー。
負ける気はないけど」

理子「なんでなん?別に沢田君が
おらんかったらバレーあかんの?」

司「守君がいなかったら勝ち目が
かなり薄くなるだけ。おっても
元々勝ち目が少ないんやけどね」

守「じゃあ・・・バンドの方が
いいんちゃうん?沢田君はなんで
それでもバレーやりたいんよ?」

司「まぁ・・・それは僕も思う。
バレーやって1回戦で負けてたら
バンドやっとったらよかったって
いうことになる方が高いのは守君
もよくわかってるやろうから

チームの士気力に影響するやろう
かもしれんから聞こうとは思って
なかったけど・・今は聞きたい」

守「そやな。ただ1回戦で負けても
バンドやっとったらよかったって事
には俺はならへん。

俺はなー。道場のみんなが参加する
事はしっかりやっておきたいねん。

あの時こうだった。あーだったとか
そういうのが俺は少ないからなぁ。

あっこの場所が無かったら・・・
やっぱり寂しいとこあるからな」

司「うん・・・それはわかる。
みんなおもしろがるしね」

夏の屋台にしてもそう。
色々あったけど全員で経験した。

そういうのが難しいけど面白かった。
それにみんなでやれたのがよかった。

今回はチームは違うけど終わった後は
打ち上げもあるし負けたチームは他の
とこへ応援に行って冷やかしに行く。

だから・・・守君はやりたかった。

守「それに去年バンドやるって事で
先生は気を使ってくれたみたいやし。

今年はやらなあかんやろ」

司「うん。そやね」

僕は安心していた。
守君が悩んでると思っていたけど
そうじゃなかったってことに。

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