最後に3年がリレーをして
結果発表を受けて優勝した
クラスが喜んで終わった。
僕らは教室へ戻って着替えて
HRが終わって帰る時・・・
仁木「沢田君。ちょっといい?」
守「あん?あんま時間ないけど」
仁木「ごめん。じゃあ手短に言う
けど今年の文化祭また出ない?」
11月は文化祭。去年のバンドを
今年もやるか聞いてきていた。
守「あー。考えておくわ。
今はまだちょっと答えでーへん。
ただやる方向で考えておくけど」
仁木「ほんと?よかったぁ。
じゃあまた今度ゆっくり」
守「おう。その時はよろしく」
司「そうかぁ~。そういえば
来月はもう文化祭なんやね」
守「早いよなぁ~」
司「今年はどんなんするの?」
守「まだなんも考えられへんわ。
今はバレーやりおえないとな」
司「バレーも11月だしね。
終わったらすぐ切り替えだね」
今はバレーに集中していた。
集中してても厳しい状況だった。
ここまで練習試合をしてきてても
全部負けてしまっていたから。
司「そろそろじゃない?」
守「あ~。そろそろかな。
そろそろ気づいてくれな困るわ」
僕達はここまでずっとママさん達
の努力してきた通りやってきた。
純粋にこっちが弱くて負けてる。
気づいてくれずにここまできてた
普通にやっても負ける。
その事に気づいてくれだしていた
守君と一緒に帰りバイクで
練習場の体育館へ行った。
体育館へ行くとなにやらママさん
達が練習をせずに話し合っていた。
ひとまず僕らは練習着に着替え
ママさん達のところへ行った。
司「あの~。練習の時間ですよね」
守「どうされたんですか?」
多田「あのね・・・その~・・・
今みんなで話し合ってたんやけど」
司「はい」
多田「このままじゃ大会に出ても
負けるのが目に見えてるから・・
出るのを辞めようか?って話を
しててんけど・・・」
司「えっ?なんでですか?」
多田「これだけ練習してても・・
練習試合でいいようにやられて
もう負けるんやったら・・・
辞めといた方がいいんじゃない?
って思って・・・」
これまでの練習試合でとにかく
負けた経験が積み重なって負けて
悔しくて恥をかくのが嫌になって
しまっていた。
僕達は少しショックを受けた。
大人なのに・・・
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