第1402話 文化祭

2025年5月14日

第48部-強制的バレー 大会前編-

t f B! P L
最後に3年がリレーをして
結果発表を受けて優勝した
クラスが喜んで終わった。

僕らは教室へ戻って着替えて
HRが終わって帰る時・・・

仁木「沢田君。ちょっといい?」

守「あん?あんま時間ないけど」

仁木「ごめん。じゃあ手短に言う
けど今年の文化祭また出ない?」

11月は文化祭。去年のバンドを
今年もやるか聞いてきていた。

守「あー。考えておくわ。
今はまだちょっと答えでーへん。
ただやる方向で考えておくけど」

仁木「ほんと?よかったぁ。
じゃあまた今度ゆっくり」

守「おう。その時はよろしく」

司「そうかぁ~。そういえば
来月はもう文化祭なんやね」

守「早いよなぁ~」

司「今年はどんなんするの?」

守「まだなんも考えられへんわ。
今はバレーやりおえないとな」

司「バレーも11月だしね。
終わったらすぐ切り替えだね」

今はバレーに集中していた。
集中してても厳しい状況だった。

ここまで練習試合をしてきてても
全部負けてしまっていたから。

司「そろそろじゃない?」

守「あ~。そろそろかな。
そろそろ気づいてくれな困るわ」

僕達はここまでずっとママさん達
の努力してきた通りやってきた。

純粋にこっちが弱くて負けてる。
気づいてくれずにここまできてた

普通にやっても負ける。
その事に気づいてくれだしていた

守君と一緒に帰りバイクで
練習場の体育館へ行った。

体育館へ行くとなにやらママさん
達が練習をせずに話し合っていた。

ひとまず僕らは練習着に着替え
ママさん達のところへ行った。

司「あの~。練習の時間ですよね」

守「どうされたんですか?」

多田「あのね・・・その~・・・
今みんなで話し合ってたんやけど」

司「はい」

多田「このままじゃ大会に出ても
負けるのが目に見えてるから・・
出るのを辞めようか?って話を
しててんけど・・・」

司「えっ?なんでですか?」

多田「これだけ練習してても・・
練習試合でいいようにやられて
もう負けるんやったら・・・
辞めといた方がいいんじゃない?
って思って・・・」

これまでの練習試合でとにかく
負けた経験が積み重なって負けて
悔しくて恥をかくのが嫌になって
しまっていた。

僕達は少しショックを受けた。

大人なのに・・・

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