第1401話 体育際

2025年5月13日

第48部-強制的バレー 大会前編-

t f B! P L
司「あ~。暑いよぉ。
なんで10月なのにこんなに
暑いんだろうね」

守「知らへんわ。ほれ。
ラストのリレー始まるぞ」

司「あれ?もう?」

僕達は体育祭を迎えていた。
やる気はないが一応やる。

陸上部とかスポーツマン達が
早いのでちょっと楽しかった。

ラストのリレーの時だけだ。
僕達が楽しみになれるのは。

1年のリレーが終わって次は
2年の僕らの番。

リレーは6人。

1番手は僕が走る。
守君は5番手。

アンカーは陸上部に任せてた

体育際で走るのは陸上部が
主役でよかったから。

位置について・・・用意。

パーン。

スタートで僕が前に出る。
インを抑えて先頭で渡した。

司「ふぅ。役目は終えた」

??「おい。お前早いやんか。
100m出てへんかったよな?」

サッカー部が話しかけてきた。
なんか悔しそうだった。

司「ん?うん。出てなかった」

??「なんでや?出てなかったから
ちょっと油断してもうたわ。
何部?」

司「帰宅部。100mは何回も
走らないといけないし疲れるし」

100m走は予選を繰り返して
何度も走らないといけないので
それは陸上部が適任と思ってた。

そうこうしているうちに・・・
一際歓声が上がっていた。

司「あら~。3位か~。
そんで・・・守君か」

守君がスタートの位置について
守君への応援の歓声が大きかった

司「守くーん。がんばってー」

僕も周りに合わせて応援した。
頑張ってなんてこういう時しか
使えないから。

守君にバトンが渡って歓声が
更に大きく上がり走っていく。

司「お~。さすが~。速いね」

はっきり言って守君は速すぎた。

実は走り方は大事なので道場で
ポン・ピュン・ランスタイルで
かなりの訓練を受けていたから。

守君の場合は小さい頃から魂輝君
と一緒に清人さんに嫌ってぐらい
やらせれてたらしく体にはもう
強制的に染みついていた。

インナーマッスルも鍛えてる。
地力もあるので実は速くて
当たり前だった。

1位と競るぐらいでアンカーへ
バトンを渡して終わった。

結果はアンカーで負けて2位。
それで僕らの体育際は終わった

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