野田「一緒にやって見せるねん
勝つ事って難しいってとこ」
守「勝つ事考えてやってきてたら
その場その場の判断で導いてける
からそこまで難しくないと思う」
野田「そやな。でもできない人は
今言ってることわかんないぞ?」
守「わからないのなら・・・
切り捨てて考えていいと思う」
司「それも答えやな。」
司「えっ?きつくない?
僕らだいたい下手くそやのに」
守「俺は・・・俺とタマは今まで
そうやって教えられてきたから」
野田「司。守の言ってることは
正解や。ただし実力者同士の場合
に最も効果的な正解」
司「そんなぁ~。なんで僕らだけ」
守「先生。なんで俺らを道場の皆と
一緒にやらせてくれへんの?俺は
勝つ方向に向かってる皆と一緒に
やりたかった。なんで俺らだけ」
守君は本当は他の組と一緒に勝ちの
方向に向いてるみんなとやりたかった
いくら親の知り合いと言っても・・・
勝ちの方向に向かないのならやりたくない
僕はどっちでもよかったんだけど・・
守君は道場のみんながいるから憧れて
冠位明稜帝に入ったのだから。
野田「強すぎるからや。守とタマは。
守とタマをみんなと組ませたら・・・
他のみんなが守とタマをあてにしてまう。
それじゃああいつらは守とタマのカード
を上手に使って勝つ戦略組むやろう。
それに・・・守も他のみんなを使って
勝つ戦略組んでるやろうしな。
強力すぎるカードで勝つ事で学べる事は
強力なカードを集めたら勝てることや。
強力なカードを集めろって教えてるのは
小学校の高学年まで。必要な事やから。
ただ社会に出たら生きていく中で使えない
強力なカードなんて出せるタイミング少ない
できないだろうと思うことをやらせて
その上で勝つ為に必死にならせる。
言ったやろ?優秀な人には
課題与えるって。
もし俺がママさん達が相手なら
一緒になってやってるだけやって」
先生は僕らに課題を出していた。
課題を乗り越えるのが僕らの方向なら・・
司「僕らは折り合えないまま
やっていけばいいんですか?」
野田「あぁ。お前らが正しいと
判断してるならそのまま進め。
そんで・・・勝たせてやれ」
無茶苦茶な注文だ・・・
さすがにできないや・・・
守「3人で・・・3人だけで
好き勝手やっていいのなら・・・
俺らはやりますけど」
野田「あぁ。それでいい。
ただひとつだけ守る事がある」
司「それは?」
野田「ママさん達を否定するな。
言いたい事も色々出るやろうけど
何も言うな。ミスしても・・・
わかってなくても何してもや」
守「・・・それで負けても?」
野田「あぁ。負けてもいい。
他のとこと比べて色々とハンデ
抱えてるわけやから負けても
何もおかしくないねんから」
先生は真剣に言っていた。
負けてもいいだなんて・・・
こんなあっさり言われたのは
初めてでさすがに僕らは驚いた。
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