このまま・・・話を合わせて
ママさん達と同じように練習を
して試合に向かうのが正解だろう
ママさん達がそう言うのだから。
だけど・・・僕は気づいた。
なんで母さんが勝たせてあげて
って言ったのかが・・・
今は答えが出ない・・・
だから・・・
司「守君。魂輝君。ここは
ひとまず帰ろう」
守「そうやな」
魂輝「なんでですか?
僕間違った事言ってますか?」
司「温度差があるから・・・
今は口論にしかならないよ」
僕らはお茶菓子だけを頂いて
一礼をして先に帰っていった。
守「こんなもんか・・・
難しいなぁ。この問題」
司「ははっ。ほんと。
問題がバレーの部分じゃない
とは思ってなかったよ」
実力があれば・・・証明できる
だけど僕らのバレーの実力は低い
魂輝「勝ちたくないのでしょうか?
勝とうと思えば行動変わりますよ」
そう。勝とうとも思っていない。
弱小チームの考え方だった。
ただ与えられた練習をこなして
与えられた練習で実践で挑むだけ。
勝ちたければそこから派生していって
行動や考え方は変わってくるのだが。
守「・・・先生に相談すっか」
司「そうやね。こんな時って・・・
どうすればいいんだろうね」
僕らでは答えが出せなかったので
先生を相談することに・・・
今の時間は中学生の指導をしてた為
僕らは一度道場へ向かった。
道場へ行くと中学生達は自発的に
鍛錬したり組手を行っていた。
先生を探すと他の班の連中が集まり
先生と色々話をしていた。
格闘技組だったりスポーツ組だったり。
そこに僕らも交じって話をした。
みんなの場合は本家と分家で
組み合わせてるので戦術的な話や
欺き方等の話を集まってるみんなの
意見を聞きながら話をしていた。
そして僕らの相談時間になった時。
司「・・・ていうわけできつい」
守「バレー以外で問題があった。
せやから・・・悩んでる」
魂輝「勝つ気がないんですよねー。
だからこのままじゃ負けるだけです」
バレー以外で問題がある事を告げると
みんなはキョトンとしていた。
なんでそんなとこで悩んでるの?と
言った様な感じで僕らの問題点が
間違ってるような雰囲気だった。
野田「ふーん」
洋平「守さん。それは・・・」
野田「待て待て。本家。
司と守とタマは中学生の時に
入ってきた途中入部やねんから」
司「えっ?・・・なに?」
僕らは戸惑う。何があるんだ?
野田「魔人さんはその部分は
どっちかっていうと苦手だから
下手に教えなかったんやろう。
いや・・・教えれなかったって
言った方が正しいのかもな~。
はい。司達は飛ばして次いって」
僕らの順番は飛ばされた。
先に他のみんなの相談を進めた。
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