第1395話 上手くなる為

2025年5月5日

第47部-強制的バレー 経験編-

t f B! P L
魂輝「あのー。上手ければ
勝てますか?」

桐谷「そりゃあ・・・
やっぱりそうじゃない?」

増山「上手くなる為に頑張って
そうやって努力することが大切
なんじゃないかな?やっぱり
スポーツってそういうところが
いいんじゃない」

魂輝「上手くなったその先には
何があるんですか?そのビジョン
はどんなのが見えてますか?」

桐谷「やっぱり試合に勝つ事。
試合に負けたらやっぱり悔しいし」

魂輝「だから上手くなるですか?
試合に勝つ為に?」

桐谷「うん。そういうこと」

魂輝「そんな答えで・・・
勝てるほどバレーは甘くないですよ

だから勝てないんです」

司「ちょっと魂輝君」

守「タマ。やめとけ」

魂輝君が甘い答えを否定してた。
しかし今は何を言っても伝わらない
ので魂輝君をとりあえずなだめた。

魂輝「守。司。僕が間違ってますか?」

司「間違ってはないけど・・・」

守「向こうの言ってる事が社会では
正論や。タマ。ここは黙っとこう」

論争の場は避けたい。が・・・

桐谷「ちょっと前にバレーを始めて
よくそこまで言えるよね?」

増山「私らやってずっと頑張って
やってきてるのに」

司「・・・いや。その」

守「まいったなぁ・・・」

頑張った。努力した。
そこで止まってしまっている。

努力や頑張ることで勝てる。
なんて思ってるから・・・

実力でしか勝負ができない。
ならもっと必死で練習している
人達よりやらないと並べない。

でも・・・それもわかってない

魂輝「僕は勝ちたいんです。
やるからには・・・経験の差や
技術を言い訳にしたくないんです

バレーはよくわかりません。
僕だけじゃあ勝てる訳ありません

でも勝負の場に立つ以上・・・
どんな理由があろうと・・・

勝ちを探して勝つんです。」

魂輝君が心構えを訴えた。
しかし・・・伝わらない。

桐谷「みんなそう。魂輝君だけ
が勝ちたいんじゃないの」

増山「みんなで力を合わせて
勝ちたくて練習するんだから」

僕らにとって大きなショックだった
勝利への執着が感じられない。

今まで考え方が違うなら違うで
協力する必要はなくなるのだが・・

これは頼まれてるから無視できない
合わせるとしたら立場的に僕らだから

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