第1393話 約束の事

2025年5月1日

第47部-強制的バレー 経験編-

t f B! P L
そのまま試合は進んでいって
結局僕達は負けてしまった。

司「あれ?もう終わり?」

0-3セットで負けた。

守「ふぅ。負けてしまったか」

魂輝「僕のせいです・・・
僕がもっと拾えていたら・・」

司「いやいや。それはない」

魂輝「僕がもっと拾っていたら
守が突破口見つけてたはずです」

守「タマ。その可能性は低い。
これスポーツや喧嘩やないねん」

魂輝「でも・・・守なら・・・」

守「これは練習試合。まぁ・・・
でもだいぶ学ばせてもらった」

司「そうだね。練習試合でよかった
ただ・・・先輩らに迷惑が・・・」

僕らが負けてから真一さん達は
田畑さん達との約束の事を話してた

話がついたみたいで戻ってきた。

司「すいませんでした」

守「すいませんでした」

僕と守君は頭を下げて謝った。
負けてしまったので先輩達に迷惑
がかかってしまうから。

真一「おいおい。頭上げろよ~。
頭下げられる事なんもないやろ」

光男「そうそう。頭上げろって」

僕らは頭を上げて話を聞く。

司「でも僕らのせいで合コンを
してあげないといけないんですよね」

真一「あ~。元々勝っても負けても
してやるつもりやったからな~」

司「えっ?そうなんですか?」

真一「うん。美智子とは元々それで
話をついてたから。本気で来てもらう
為に勝ったらって条件つけてただけ」

守「そうだったんですか。先輩らに
迷惑かけてしまったと思いました」

真一「はははっ。後輩の真剣勝負に
迷惑なんて感じるかいな。

まーでも俺よりすごい後輩やなーって
思ったわ。すごいな。お前らは」

守「えっ?いえいえ。
そんなことないですよ。先輩らから
教えてもらうこと多いですから」

光男「そうか?今日見てて思ったけど
お前らの方が俺らよりも実力上やろ」

僕らの上の先輩達は威張らない。
桁成も他のみんなもそうだけど実力や
強さの上下関係は素直に認めてくる。

それは僕らも同じで自分よりも弱い
相手と戦う時は強者の戦い方を選び
自分よりも強い相手と戦う時は弱者
の戦い方で勝ってきているから。

実力を見計らうと痛い目に遭うのは
こちらだからそこは認めてもいい。

勝つかどうかはまた違うから。

そして僕達も先輩には間違えれない
そんな先輩だからこそ尊敬をする。

真一「さてと。じゃあこっちが
できることはこれで終了や。この後
はえーっとママさんバレーの方へ
合流してくれってよ」

司「えっ?これからですか?
もう5時ですけど・・・」

真一「先生からメールが来てる。
とりあえず行ってみたら?」

守「わかりました。今日は一日
ありがとうございました」

守君と魂輝君と僕は挨拶をした。
この練習試合で根本を学べた。

そして僕達は一度須磨へ帰った。

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