第1392話 効果的

2025年4月30日

第47部-強制的バレー 経験編-

t f B! P L
そして試合は再開する。
第3セットが始まってから
僕がトスを上げて守君が打つ。

何度もブロックはされていた。
だけどその度に守君は考えていた

守「フェイントか・・・どの間で
打つのが効果的なんやろ・・・」

もちろん僕も僕で・・・

司「レシーブからのトスまでの
時間を短縮できれば・・・いや
トスからアタックまでか・・」

相手の判断を遅らせるとなると
トスからアタックまでの時間を
短縮することなのは見えてた。

レシーブ→トスの時間でブロック
が構える時間が作れる。

トス→アタックまでの時間で
相手は反応に対応してくるから

司「いつ判断してるんだろう。
そういえばリードブロックとか
読んで動くかトスが上がってから
動くとか言ってたよなぁ・・・」

先生と試合をしていた時に先生に
色々言ってたのが頭によぎってた

司「やり方が・・・複数ある」

複数あるから選択する。

司「あっ。もしかして・・・」

もしかして間違ってもいい?
攻撃パターンは予測をしなくても
こちらで誘導できるのでは?

考えているうちに試合が進んで
相手チームがレシーブをしてた。

球は綺麗にセッターに上がった。
セッターに返った時に僕はライト
方向へブロックに向かった。

魂輝「どうしたです?」

守「・・・司?なんや?まだ球が
上がってないのにレフトが1枚に
なってまうやないか」

セッターは僕が動いたのに気づき
ボールをレフトへ上げた。

そりゃそうだろう。しかし・・・
上がった球はぶれてて精度が低い

守「なんや?失敗なんか?
これはこれでチャンスか?」

司「やっぱり・・・そうか」

相手は上手くフェイントで
アタックして止められず
得点は決められてしまった。

司「乱れるか・・・乱せれる。
そういう心理状況なるんやな」

バレーは12人でやる。
そして精神を削る。が
繋がってきた。

司「おもしろいな。バレー。
やってみるとこんな汚いんだ」

バレーはもっと綺麗なスポーツ
と思っていたがコートの中では
汚いことが色々とできる。

逆を言うと綺麗な戦い方では
簡単に実力差が出てしまう。

実力差があれば3セットなんて
ストレートで取られるだろう。

だから相手の精神を削っていく。
そして汚いこともやっていく。

3セットとるということは難しい

汚いことをやったとしても対応が
できるので相手にとっても納得を
つけさすセットで3セット必要。

時間切れがないので実力を示して
勝つ必要があるとわかった。

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