第1389話　ブロックアウト

司「もしかしたら・・・
ブロックアウトって狙える？」

守「そうか。コートの外も使えば
変わってくるか・・・」

得点は１対２。今度は僕達から
のサーブになった。

相手はレシーブを簡単に返して
アタックに合わせてブロックを
するが高くてブロックできない。

シュッ・・・ドンッ・・・

魂輝「上がったですよ～。
守～。任せますですー」

田畑「なんでやぁ。なんでほぼ
フリーで打って拾われるねん」

真一「ほんとうにすげぇな。
今のもよく拾えたよな・・・」

魂輝君のレシーブには全員が
驚く。

ただ高く上げてるだけだけど
少しの予測と超反応の魂輝君が
いるだけで点をとらせていない

後は点が取れない僕らの責任。
負けたら僕らのせいになる程だ

守君がオープンでトスを上げて
僕が合わせてアタックする。

が・・・ブロックで落とされる

ブロック外側の手を狙って
打つがコート内に落ちた。

司「あれ？全然あかんやん。
入射角と反射角だけではないか
相手指に力入れてきてるから
そこも合わせて考える必要が
あるんかな・・・」

１人でぶつぶつ言っていた。

守「司。大丈夫か？」

司「あっ。ごめん。もう少し
トスを外側へ持ってきて。
もうちょっとでうまくできそう」

守「ふーん。よくわからへんけど
わかった。任せるわ」

真一「審判。タイム・・・」

光男「待て。真一。タイムいらん
もうちょっと様子見ていいって」

真一「そうか？わかった。ごめん
タイム無しで」

光男「あいつら・・考えれてる。
やっぱり俺らの後輩や。こっちが
あんま動かなくてもできる奴や」

真一「思った以上にな・・・
後輩のレベル上がってるなぁ」

それから僕はブロックアウトを
狙って力加減を変えたり角度を
変えたりして狙っていた。

魂輝君や真一さんらが拾って
くれても僕が点を取れていない

ずっとブロックで止められてた

そうすると２セット目も取られ
何もできないままコートチェンジ

コートチェンジ前の休憩で。

司「あ～。ごめーん。なんにも
成果が得られへんかったぁ」

魂輝「もうちょっとですよ。
見てたらあと少しな感じです」

真一「ブロックアウト狙いな。
さすがに相手にもばれてるぞ」

守「・・・」

司「あー。そっかぁ。じゃあ
虚実を使い分けてみよっかな」

守「いや・・・あのよ。司」

司「それとも・・・擬体・・
いやでもそれは・・・違うか」

守「ちょっといいか？司」

司「えっ？どうしたん？」

守君が言いづらそうにしてた。
そして守君が言った言葉は・・