第1386話 試合中

2025年4月22日

第47部-強制的バレー 経験編-

t f B! P L
美智子「それでさぁ~。
この間合コンで知り合った
のが彼氏面してきてさ~」

司「そうなんですか」

美智子「だいたい合コンて
思ってたほど楽しくなくて
思ったよりつまらんの多い」

守「あのー。僕ら試合中」

世間話なのか愚痴なのか・・
とにかくマシンガントークで
困った。

美智子「あっ・・・ごめーん
そんじゃあまたね~。田畑君
無理言ってごめんね~。あたし
らのかわいい後輩やから
よろしくね~」

田畑「あっ。うん。任せて」

美智子「ありがと。真一。
しっかり役目やったげてな」

真一「わかってる」

美智子さん達は帰っていった。
そして試合が再開する。

得点は4対0。

相手チームの表情が変わってた
真剣な顔になっていた。

真一「おい。気を抜くなよ。
さっきと違って真剣なってる」

司「そうですね」

光男「美智子のおかげやぞ。
こっからが本番やからな」

守「ええ。わかりました」

魂輝君がサーブを打つ。
軽くフローターサーブを打つ。

相手はレシーブしてセッターに
球を返した。

相手のアタッカーがタイミング
を合わせて飛ぶ。

パシッ・・・トンッ・・・

司「あっ・・やられた」

守「ツーアタックか・・・」

レシーブに備えてた僕達は
ただ黙って見ているだけだった

田畑「よしっ。こっからや」

サーブ権が相手に代わっただけ
なのに喜んでいた。

僕らを下に見るのを止めていた
ここからは真剣に僕らを倒しに
バレーをやってきだした。

真一「こっからが勉強や。
見て盗むのと耐性をつけてけ」

司「はいっ」

光男「審判。タイムアウトや」

無理やりタイムアウトをとる。
さっきから休憩してばっかだ。

光男「さてと・・・こっからは
お前らが主になって戦ってく」

司「えっ?僕らが?」

光男「あぁ、お前らでやれ。
司がアタック。守がセッター。
攻撃はオープンだけでいい。

点がとれなくてもいいから
それ以外はするな」

守「ワンパターンな攻撃が
通じる相手ではないと思います」

光男「わかって言ってる。
オープンはアタックの基本技や。

オープンで点がとれなければ
他の攻撃も通用することはない。

オープンだけで点をとれるように
考えてやってみろ。それが課題」

勝つ為にやってるはずなのに・・
僕らは納得はいかないが・・・

言われた通りやるしかなかった。

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