試合が始まる数分前・・・
真一「あっ。そうそう。
スポーツはなんでもそやけど
相手含めた人数でやるから。
バレーは12人でやるもんや
間違っても6人でやってると
勘違いはせーへんようにな」
司「相手も含めて成立する。
だから戦い方も変わってくる
そういう事でいいですか?」
真一「あぁ。満点や。仲間内
だけでやれる事は少ない。
だいたい6人でやってもなー
限界ギリギリまで踏ん張るか
多少超えるぐらいがゴールや
まっ。それはそれで強いけど。
本家のバカ達みたいに。
相手を見て判断して弱いとこ
叩く。ミスも含めて相手が
おらんとできん意識ひとつで
やり方の方向性は見えてくる」
守「鎖は弱いところから
壊れていくを実践するだけ?」
真一「それも含める」
魂輝「勝てばいいです?」
真一「あぁ。勝てばいい。
12人でやって勝てばいい」
そんな事を話していた。
そして試合はまた戻って・・
軽くサーブを打ちレシーブを
してBクイックで打ってきた。
ブロックは飛ばない。僕ら3人
でレシーブの対応をしていた。
バシイン・・・ドンッ・・・
司「あっ・・・」
守「そこは無理や・・・」
魂輝「あんなとこもあるですか
あれはさすがに取れないです」
スピードは抑えたアタックだが
前衛側の横に打ち込んでいた。
真一「今のは予定外や。レシーブ
の練習なると思ったんやけどな」
守「すいません」
真一「いや。いい。ただ・・・
今の試合の流れを覚えておいて」
守「はい」
田畑「オッケオッケ~。
やっとこっちサーブ権や」
サーブ権が向こうに移った。
向こうがサーブを打ってくる
ボールを高く投げ上げた。
司「これは・・・」
ジャンプサーブが来る。
魂輝君も守君も神経を集中する
守「くるっ!」
バアアン・・・
司「はやいっ・・でもこれは」
ボールは僕の方に向かってきた
でも・・・ドサッ・・・
ボールはネットにかかっていた
??「あ~。悪い。ミスッたぁ」
田畑「次々~。気持ち切り替えて
まだ始まったばかりやぞ~」
司「・・・はやい。あれでサーブ
そして・・・怖かった」
頭の中にインプットしていく。
初見で見ると想像以上に早かった
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