その人達はこっちへ来た。
そして僕らに問いかける。
??「なんや?お前ら・・・
高校生ちゃうんか?」
司「はい。そうですけど」
??「何勝手に使ってるん?
誰かの許可でも得たんか?」
守「いえ。得てませんが」
??「勝手に使ってんのか?
お前らどこの高校や?」
守「港神ですけど」
司「僕も港神です」
魂輝「稜星です」
??「そうか。わかった。
まぁええからもう帰れ。
おおごとにしたないしな
なんもなかった事でええ
から帰ってくれ」
守「わかりましたー」
司「失礼しまーす」
なんかよくわからないが
迷惑かかりそうだったので
言われた通りに去ろうとした
その時・・・ドアが開いた。
真一さん達がコーヒー片手に
体育館へ戻ってきた。
真一「おっ?時間通りやんけ
遅れてくると思ったのにな」
??「お前が4時にちゃんと
来いって言ってたんやろ」
光男「まーまー。怒るなや。
アップ適当にやってくれや」
真一さん達は知り合いみたいだ
僕らが帰るのも止められた。
その人達はアップを始めた。
僕らはアップ練習を見ていた。
さすがに上手い。安定してる。
レシーブもアタックもできてる
司「あの~。あの人達は大学の
バレー部なんですか?」
真一「あぁ。そうそう。みんな
さすがにうまいで」
守「知り合いなんですか?」
真一「同級生や。同じ学部」
守「あ~。それでですか?
バレー部の練習前まで自由に
体育館借りれたのって?」
真一「いや。あいつら今日は
休みって聞いたから借りてた」
司「えっ?でも練習してる」
真一「今から試合すんねん。
その為に呼び出した」
司「えっ?マジですか?
真一さん達と試合ですか?」
真一「マジマジ。つーか
お前らも一緒に戦うんやで」
司「えっ?ええっ~??」
光男「やるからには勝つぞ。
それぐらいわかってるな?」
守・司・魂輝「はいっ」
やるからには勝つ。そこには
拘るけど不安だらけだった。
魂輝「でもなんでバレー部が
試合してくれるんですか?」
真一「あいつらが女紹介して
くれって言ってきててなー。
ちょうど先生からお前らの事
聞かされててちょうどええから
交換条件でバレーで試合をして
俺らに紹介したるって言ったら
あいつら受けてくれてんよ」
女を紹介・・・で釣っていた。
でも先輩達は僕らにレベルの高い
場を用意してくれていたのに感謝した
向こうのアップが終わるまで
ポジションを確認して戦術を覚える。
向こうのアップが終わり一息ついて
僕らはコートの中に入っていった。
ルールもなにもかもあいまいだけど
これから・・・試合が始まる。
第46部-強制的バレー 認識編- 完
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