第1379話 諸刃の剣

2025年4月11日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L

真一「25点を先に取った

方の勝ちや。点を「取る」
のはアタックとブロックの
2つしかない事を覚えとけ

後は相手のミスや失敗。
その中で最も喜んでいい点
は相手のミスによる点な。

一番多いのはサーブミス。
この点をとにかく取る事。

ちなみにチャンスボールが
返ってきてもそんなチャンス
でもないから油断はするな」

司「チャンスボールって?」

真一「相手がレシーブでしか
返ってこなかった時のボール

アタックまで繋ぐのが簡単で
思いっきりアタック打てるだけ

チャンスボールはブロックで
止めたら相手勢い止まるから。

けっこう諸刃の剣なとこある」

守「サーブミスってのは?
一番喜んでいいんですか?」

真一「完全な失点やからな。
頑張って取った点も相手のミス
による点も同じ1点やから。
何回失敗してくれてもいいな」

魂輝「それで相手の精神を削る
のが目的だったんですね?」

真一「派生してるだけやけどな
相手のミスで取れる点は何点
あってもええねん。儲けもん」

勝ち方が線で繋がってきた。
僕らもだいぶ理解できてきた。

まだ頭だけだけど・・・

真一「経験ないからまだ実感は
わかんと思うけどこれからや。
続けていけば頭と体が一致する」

守「そうですね」

司「今までそうやってきたし。
最初は色々できんかったけど」

魂輝「習って慣れろです」

真一「じゃあまだ時間あるから
さっきの練習軽く続けとって。

俺らはちょっと出てくるわ。
4時前には戻ってくるから」

守「いいんですか?勝手に
俺らが体育館使ってて・・・」

真一「おう。大丈夫や。
じゃあな。軽く練習しとけよ」

真一さん達は出て行った。
僕達はお言葉に甘えて3人で
一連の流れで練習をしていた。

守君トスを上げて僕が打って
魂輝君が球をレシーブする。

守君からなかなか綺麗なトスが
上がってこないけどこっちが
ボールに合わせて飛んで打つが
綺麗にアタックはできなかった

簡単な球が飛んでいって魂輝君
はあまり練習になってなかった

守「うまくいかへんもんやな~
指の感覚がまだ掴めへんねん」

司「そのうち慣れるでしょ。
とりあえずドンドン上げて」

魂輝「強いのお願いしますよ」

ぐだぐだながら練習を続けた。
そして時間は4時前になった。

その時・・・挨拶をして団体が
体育館の中に入ってきた

神戸大学バレー部と書いてある
その団体はこっちへやってきた

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