第1376話 典型的

2025年4月8日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
真一「相手の攻撃幅の削減と
スペースを空かせることや」

司「えっと。はい・・・
どうすればいいですか?」

真一「ボールが上がった所に
よってブロックの形が決まる

それによってレシーバーが
限定された位置に配置につく

身長差がない限りこれで
実力差あっても互角に戦える」

アタックが来る範囲が絞れれば
対応は以外と簡単ということ。

守「そんな簡単に絞れますか?
何年もやってる人はそれぐらい
回避してくるのでは?」

真一「いや。それが絞れるねん
スポーツマンはワンパターンの
練習しかしてへんから誘ったら
簡単にはまってくれるねんな」

光男「そうそう。基本以外の
練習も反復練習で精度高めてる
練習しかしてへんねん」

真一「それはそれで正解かも
知れんけど現場判断あるしな。
そこの対応できんのは多い」

スポーツマンの典型的な
パターンを逆手にとっている。

そこを突いて戦いを作っていた

一通り戦術を受けてから僕達は
次にブロックを教わることに。

真一「ブロックは相手のアタック
を止めるのが目的なんやけど。

さっき言った通り目的と見せて
コース限定させたりもできる。

まぁブロック2枚 レシーブ4人
それかブロック3枚 レシーブ3枚

これは相手の攻撃に対応できたか
できんかったでコロコロ変わるから

現場判断でやっていくしかないな」

セッターも飛ぶということなので
6人をフルに使うことになっていた

真一「クイックでこられた場合は
1枚で対応。この時だけブロックで
点をとるチャンスやから真剣にな」

司「チャンスなんですか?」

真一「トス上がる場所決まるから。
BとDは2枚で対応したらいいけど
AとCは真正面で対応できるから」

色々とパターン化されていた。

相手の攻撃パターンに合わせて
効率的な止め方が決められていた。

ただ決められているのだけど
実際は現場判断でというのが前提。

つまり絶対ではない。
だから僕らにはとてもやりやすい。

真一「じゃあ実際やってみるか。
ポジション確認しながら覚えて」

真一さんと光男さんが向こうの
コートに立ちアタックをする。

僕と守君はブロック役で魂輝君は
レシーブの立ち位置を確認する。

真一「じゃあいいか~。やるぞ~
まずは右からのアタックな~」

真一さんが球を上げた。
そこへ光男さんが飛んできた。

タイミングを合わせて僕と守君も
ジャンプをして手を伸ばす。

光男「おらあっ」

しかし・・・

守「・・・えっ?早い」

司「はやいよっ」

ジャンプが高くて到達点が早い。
ブロックが届く前に打たれた。

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