第1373話 集中力

2025年4月3日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
魂輝「じゃあ構えとか・・
どうでもいいですか?」

真一「あぁ。どうでもいい。
球を拾い上げれば構えなんて
どうだっていい」

司「疑問あるんですけど。
セッターにきっちり返せない
とアタックがきっちりと
できないんじゃ?」

真一「きっちり返ってこなく
てもきっちり上げるねん。
それがセッターの役目や」

司「えっ?そうなんですか」

真一「やればわかる。
セッターはブロックもやる」

司「え~。なんか思ってたの
とだいぶ違うんですけど~」

普通のセッターと違っていた

後々わかるがセッターの位置
はめちゃくちゃハードだ。

それが弱小チームが勝つ為の
セッターの役割だった。

真一「レシーブに関しては
3人とも落とさなければいい
拾った球はフォロー向かって
とにかく繋げて相手に返せ」

司「はいっ」

守「はい」

魂輝「はいです~」

真一「よーし。物分りが
早くて助かる。じゃあ次は
セッターやっていこうか。
セッターは司令塔のポジや
3人の中で誰が司令塔?」

僕と魂輝君は守君を見た。

真一「よーし。わかった。
じゃあセッター候補は守」

守「俺ですか・・・?」

司「守君でいいと思う」

魂輝「僕もそう思います」

真一「セッターは攻撃を
組み立てるねん。つまり。
セッターの判断で決まる。

相手の様子を見て判断したり
味方の調子を見て味方を使う

その場その場での状況により
判断をして組み立ててくねん

まぁ。チームを勝たせるって
いうとこ。だから司令塔」

守「そうですか・・・」

真一「やることは簡単や。
トスを上げるだけやから」

守「さっきブロックもある
とか言ってませんでした?」

真一「あるけど。まずはトス
トスがメインの仕事やから。
ほれ。こんな感じでやって」

真一さんはボールをトスで
真上に何度も上げていた。

守君も同じようにやる。

守「わっ。難しいな」

真一「まずは感覚だけな。
そのうち慣れてくるわ。

ふんわり上げるコツだけ
教えておくけどバックスピン
気味なボールがアタッカーは
アタックしやすいから。

親指を外側に突き出したら
ふわっとするからな」

守「まだよくわからへん」

守君はずっとボールを
真上に上げる練習をしてた。

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