司「この方は・・・?」
光男「あぁ。元々先生が
頼んだのは真一にやねん。
真一が俺らの代のリーダー」
司「あっ。そうなんですか。
それは失礼致しました。
初めまして。宮根 司です」
僕らは全員挨拶をした。
真一「いいよいいよ。そんな
かしこまらなくても。直接的
な後輩ではないねんからさ」
司「いえ。それでも先輩達が
いてくれたからこそ僕達にも
続いてる事がありますから」
真一「ふーん。そっかぁ~。
ちゃんと先生の指導受けてるな
お前らとはバレーじゃなくて
普通に出会いたかったな~」
光男「俺もそう思った。
俺らの代よりちゃんとしてる」
真一「はははっ。そうやな。
元々俺らは本家やったしな」
守「・・・えっ?」
真一「あぁ。そうか知らんか。
昔は本家しかなかってん。
野田先生が分家をやりだして
俺ら分家に移籍させられてん」
司「あ~。その時なんですか。
なんか聞いたことはあります」
光男「俺らの時はまだ男しか
おらんかったけど後の奴らは
女子増えたから羨ましかった」
真一「そうそう。やっぱ女子は
おらんとおもろくないよな」
そういった話をかれこれ30分
バレーの話しが出てこなかった
そして思い出したかのように
突然バレーの話しになった。
真一「あっ。もうこんな時間。
悪い。バレーのことやったな」
光男「お前の悪いくせや。
無駄話ばっかしやがって」
真一「光男も交じってたやろ。
止める奴おらんからこうなる。
さてと。じゃあ早速やけど
簡単に準備体操しようか~」
司・守「はいっ」
魂輝「はいです~」
僕らは柔軟にとりかかる。
が・・・
真一「ちょっと待て。
やるのは88式や」
司「えっ?でもバレーの
練習の時は柔軟からでは?」
僕らはママさんバレーの準備
体操をそのまま真似してた。
真一「武をやってきたのなら
準備体操は太極拳で十分や。
スポーツマンやないねんから」
準備体操は88式太極拳。
24式ではなく42式でもなく
なぜ88式かと聞いた。
個人技力や対個人。若しくは
前後方向に備えるのなら24
でも42でも十分だがバレー
は東西南北のエリアを掴む
必要があるので88式になる
88式は動きが東西南北に
渡るので88式が最適。
司「なるほど~」
守「団体戦は難しい・・」
魂輝「なんでもいいです。
88式やればいいですね~」
僕らは理解して先輩達の
言うとおりにする事にした。
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