第1370話 先輩達

2025年3月28日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
司「この方は・・・?」

光男「あぁ。元々先生が
頼んだのは真一にやねん。
真一が俺らの代のリーダー」

司「あっ。そうなんですか。
それは失礼致しました。
初めまして。宮根 司です」

僕らは全員挨拶をした。

真一「いいよいいよ。そんな
かしこまらなくても。直接的
な後輩ではないねんからさ」

司「いえ。それでも先輩達が
いてくれたからこそ僕達にも
続いてる事がありますから」

真一「ふーん。そっかぁ~。
ちゃんと先生の指導受けてるな
お前らとはバレーじゃなくて
普通に出会いたかったな~」

光男「俺もそう思った。
俺らの代よりちゃんとしてる」

真一「はははっ。そうやな。
元々俺らは本家やったしな」

守「・・・えっ?」

真一「あぁ。そうか知らんか。
昔は本家しかなかってん。
野田先生が分家をやりだして
俺ら分家に移籍させられてん」

司「あ~。その時なんですか。
なんか聞いたことはあります」

光男「俺らの時はまだ男しか
おらんかったけど後の奴らは
女子増えたから羨ましかった」

真一「そうそう。やっぱ女子は
おらんとおもろくないよな」

そういった話をかれこれ30分
バレーの話しが出てこなかった

そして思い出したかのように
突然バレーの話しになった。

真一「あっ。もうこんな時間。
悪い。バレーのことやったな」

光男「お前の悪いくせや。
無駄話ばっかしやがって」

真一「光男も交じってたやろ。
止める奴おらんからこうなる。

さてと。じゃあ早速やけど
簡単に準備体操しようか~」

司・守「はいっ」

魂輝「はいです~」

僕らは柔軟にとりかかる。
が・・・

真一「ちょっと待て。
やるのは88式や」

司「えっ?でもバレーの
練習の時は柔軟からでは?」

僕らはママさんバレーの準備
体操をそのまま真似してた。

真一「武をやってきたのなら
準備体操は太極拳で十分や。
スポーツマンやないねんから」

準備体操は88式太極拳。
24式ではなく42式でもなく
なぜ88式かと聞いた。

個人技力や対個人。若しくは
前後方向に備えるのなら24
でも42でも十分だがバレー
は東西南北のエリアを掴む
必要があるので88式になる

88式は動きが東西南北に
渡るので88式が最適。

司「なるほど~」

守「団体戦は難しい・・」

魂輝「なんでもいいです。
88式やればいいですね~」

僕らは理解して先輩達の
言うとおりにする事にした。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ