光男「じゃあ・・・わかるか。
バレーなんてやることはかなりワンパターンやねん。
バレーずっとやってきてる人は
細かい作戦とかいっぱいあるとか
言ってくるけど実際サーブと
アタックとレシーブしかないねん
サーブの種類覚えるとかなー。
そこに時間かける必要はないねん
アタックもなー。利き腕だけで
打つ必要なんてないねん。
レシーブはちゃんとセッターに
返らなくても拾えばええねん」
司「あっ・・・それ先生も
なんか似たこと言ってました」
守「そういえば言ってたな」
光男「先生は武を使うってのが
基本的な考えやからそうなる。
普通の人にはそんなん言わへん
俺らに言うのと普通の人に言う
内容って全然違うからなー」
魂輝「なんでなんでしょうか」
光男「武は全ての学問に通じる
っていうのを自分達に教える為や」
魂輝「武とスポーツは違いますよ」
光男「武をやってきているからこそ
できることがあるねんって」
守「タマ。スポーツに武を使う
っていうこと言ってるだけや。
スポーツと武を一緒にして言ってる
わけじゃないから張り合うな」
魂輝「そうですか。ごめんです」
光男「ええよ。俺らも小さい頃
よくそこでもめてたから気持ち
わかる」
守「それよりも・・・裏技とか
欺くっていうのは?」
光男「そうそう。途中やったな。
つまりやな・・・
サーブは1種類だけ覚えればいい
アタックは右腕と左腕を使えばいい
レシーブは球を上げてればいい
これで後は失敗を使ったり現場で
色々考えたり相手に100%の力を
いかに抑えるかで勝率は上がる」
司「サーブ1種類でいいんですか」
光男「6人おるねんからな。
1人1種類で6種類なるやんけ」
司「あっ。そういうことなんや」
光男「個人戦やないからな。
集団戦は集団で力合わせるねん」
司「なんかチームで頑張ろうとか
そういうのと違うの感じました」
光男「実力あるとそうなるよ。
実力なければ特化型の形になる。
まぁ実力vs実力がスポーツやから
特化型の対応は難しいやろうな」
守「でも初見はいいんですけど
試合が進むにつれてワンパターン
なチームってばれませんか?」
試合が進むにつれて同じ攻撃の
繰り返しがばれるのでは?という
質問をしていた。
光男「うん。ばれるね。っていうか
そう思ってくれたところでたった1回
の違う攻撃のパターンをすればいい。
それが欺くっていうか裏技っていうか
わりと決めなあかん場面なるけど」
守「なるほど。そうか・・・
選択肢が増えるってことですか」
光男「選択肢が増えるだけなら
実力あるとこやと対応してくるよ
そこからはこっすいことすんねん
タッチネットアピールとかな(笑)」
司「え~?なんでなんですか?」
光男「相手いらいらするやん。
思ったように試合進まへんから。
流れを渡すわけにいかへんやろ」
勝つことだけを考える。
確かにその上で色々嫌なことを
相手にしていると思った。
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