第1367話 100%の力

2025年3月25日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
守「普通に勝つ事ができない
ならどう勝つんですか?」

光男「相手に100%の力を
出させないことを考える。
精神削っていくのが基本や」

司「精神を削るって?」

光男「相手が嫌がることしたり
思ったような展開にさせない
ようにしてると削れてくる」

守「集中攻撃とか?」

光男「嫌やったんならそう。
ただ俺らがやったんは集中攻撃
したくてしてへんかったけどな
拾えるまでやらせてただけや」

司「そうなんですか?完全に
嫌がらせやった感じですけど」

光男「あの先はあったからな。
そっからが嫌がらせやったけど
そこまでやる手前で終わった」

魂輝「奥の手を出すのならさらに
奥の手を隠せってことですか」

光男「そうそう。わかってるやん
混乱させるのも精神削る一つや」

魂輝「なるほどです~」

光男「虚と実を使い分ける。
虚は何回失敗してもいいけども
実はたまに使った時には必ず
決める必要があるけどな」

守「次の技の布石になるから
・・・ですか?」

光男「そうそう。分家やから
さすがに理解早いな。失敗は
うまく使わないとな」

司「失敗をうまく使う?」

守「失敗してもなにかあると
思わせたりすれば失敗じゃない

大事な場面での大技の布石にも
なるし使い方ひとつで状況が
変わったりすんねん」

光男「実力勝負で相手を完全に
抑えれるなら失敗は不必要や。

でも相手の方が強いなら全力を
封じる為に失敗は使えばいい。

勝ちに繋がるには失敗も使う」

司「わざと失敗するって事?」

光男「違う。その時起きた失敗
をどう使うかはその時の現場で
考えて使う。わざとの失敗は無駄」

司「じゃあ・・・まとめると
100%の力を出させないのと
失敗を使うってことですか?」

光男「勝つことだけを考える。
っていうのが基本の上やけどな
それと・・・もうひとつある」

司「もうひとつ?」

光男「言い方は難しいねんけど
裏技っていうか欺くっていうか
なんて言えばいいんやろう?」

魂輝「どっちですか?」

光男「お前ら左右とも使える?
箸とか上手に使えるレベル?」

利き腕のことを聞いてきている。

守「ほぼ違和感なく使えます」

魂輝「僕も同じです」

司「僕はある程度・・・」

光男「じゃあちょっとやってくれ
ちょっと見させてもらうわ」

料理が運ばれてきたので利き腕
じゃないほうで食べる。

違和感なく食べるので利き腕でも
食べさせられて問題ないと判断された

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