光男「相変わらずやな~。
先生はいっつも忙しいな」
司「もう慣れました」
光男「はははっ。そうか。
じゃあ特訓に入ってくか」
守「特訓ですか?」
光男「あぁ。仮にも後輩や
お前ら3人は個別指導で
色々と教えてやってくれって
先生から頼まれてるねん」
魂輝「なにをですか?」
光男「今までやってきてる
こととの合わせ方」
司「どういうこと?」
光男「武術やるねんや。
スポーツの中でな」
守「個人戦だったらそれは
わかりますけど集団戦ですよ
ちょっと違うんでは?」
光男「集団戦でもやれる。
個人戦とは全く違うとこから
入っていくことなるけどな」
守「そうなんですか?」
光男「あぁ。似たようで違う
教えてやるからとりあえず。
こっちはこっちで練習するって
ママさん達に伝えてこい」
まずこれから1ヶ月の間は
3人で練習するということを
ママさん達に伝えた。
多田「そうなの?わかった。
あの人らが教えてくれるなら
あたしらが教えるよりも絶対
うまくなれると思うから」
増山「頑張ってきてね」
桐谷「あたしらも負けんと
うまくなっておくからね」
守「すいません。今度会う
時は力なれるようになって
おきますので」
挨拶をして僕らは出た。
光男さん達と一緒に外へ出た
駐車場の方へ向かって歩く。
光男「乗れよ。おーい慶太ぁ
そっち全員乗れるかぁ?」
慶太「あぁ。大丈夫や」
大学生の先輩達は車だった。
軽自動車だったがかっこいい
僕らは光男さんの車に乗り
とりあえずファミレスへ。
まずはご飯を兼ねて話を聞く
光男「さて。試合やってみて
わかったけどお前ら弱いな」
司「わかりきったことを・・
手も足もでませんでしたよ」
僕らは確かに弱かった。
このままじゃ市民大会に出て
もすぐに負けるだけだろう。
光男「道場で何やってた?
先生は色々見せてくれたやろ
勝ち方や考え方とか」
守「見せてくれました」
光男「それをやればいい。
根本はそこや。その上で
次の話ししていくけどな。
どれだけ練習しても勝てる
だけの実力はまずつかない。
そこを自覚することや」
司「弱者の勝ち方で行くって
いうこと・・・ですか?」
光男「個人戦の場合はな。
でもこれは集団戦やから違う
普通に勝つことはできへん。
そこを把握して戦うねんや」
実力の差が埋まらないので
普通に勝てることはない。
と僕らは言われていた。
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