第1364話 ブラフ

2025年3月20日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
野田「おいお~い。
そっちいつになったら
1点とりにくるんやぁ?」

いまだ1点もとれていない
ずっと同じ状況でいるだけ。

守「そのうちとるよ。
だいたいわかってきたから」

野田「そう?じゃあ期待してる。
こっちは取らさないようにする」

守「そうくるかぁ。やられた」

ブラフをうった守君に対して
先生は信じたふりをしながら
上から潰しにきていた。

ブラフひとつぐらいで動じて
くれる相手だったら楽なのに

その後も僕と魂輝君が狙われ
なかなかうまく拾えないまま
2セット目は終わった。

野田「はい。終了。
2-0でこっちの勝ちやな。
どうや?俺の言ってた意味が
少しはわかったかぁ?」

守「差がありすぎてわからない
単純に実力が違うだけですよ」

司「先生。そんなにバレーが
できるの隠してたんは卑怯や。
経験者やったら経験者やって
ぐらい教えてほしかった」

野田「えっ?俺が経験者?
バカ。違うわ。今まで市民大会
見てただけや。それに俺はこの
1週間アタック練習しただけ」

司「えっ?そうなの?」

野田「できることは限られてる
アタック以外はからっぽや」

守「ブロックは?完全に
止められてたやん。あれは
素人やと思われへんねんけど」

野田「手伸ばすだけやんけ。
上がったところを止めただけや
そんなたいそうなもんちゃう」

魂輝「それで止めれますか?」

野田「止めてたやんけ」

魂輝「そうでした。うーん。
こっちの技術が低かったから
止められたんでしょうか?」

野田「どうだろうな~」

光男「せんせ~い。いいかな?
そろそろ俺ら紹介して下さい」

野田「あっ。悪い悪い。
えっとなー。こいつらお前らの
3つ上の先輩らで・・・」

先生はお互いを紹介してくれた

先輩達は神戸大学や甲南大学に
通っている先輩達だった。

そして僕らが道場に途中から
入ったことも含めて説明して
くれていた。

光男「へ~。本家の師範達の
息子さんだったんですね~」

野田「そうそう。なぜか分家
にきてしまってんな~」

光男「はははっ。お前ら本家
じゃなくてよかったな~。
本家男くさいだけやからよ」

先輩として色々と話せる。
気さくな先輩で楽しかった。

話を聞いていると先輩達も
2年前に市民大会でバレー
に参加していたらしい。

一通り話して落ち着いてから
僕らはバレーの話しに戻った

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