第1362話 判断

2025年3月18日

第46部-強制的バレー 認識編-

t f B! P L
桐谷「大丈夫。コミット
ブロックでやってるって
わかったから大丈夫」

司「コミットブロック?
それは一体どんなん?」

野田「知らへんよ」

コミットブロックは
相手がトスが上がる前に
スパイカーの動きを予測して
跳ぶブロックのこと。

ヤマを張って跳ぶことに
なるので確実性が薄いけど
高速の攻撃に対応できる
ブロックでもある。

野田「へ~。そうなんや。
ヤマ張ってブロックなぁ」

先生はポジションに戻った。

得点は0対6。試合再開。
相手はまた守君を狙ってきた

球が沈むが守君は反応する。
ボールはセッターに上がった

多田さんが打つ準備をして
増山さんがトスを上げる。

が・・・バックトスをして
レフトの木塚さんに上げた。

司「おおっ。これはいける」

多田さんに上げると思った。
僕らも裏をかかれた。

なのに・・・

野田「そっちか。間に合う」

トスが上がったのを見てから
先生が走って移動をした。

そして・・・木塚さんが
アタックを打つ頃に追いつき
横からブロックをしていた。

バッ・・・バチイィン・・・
トンッ・・・トーン・・・

野田「7点目~」

司「なんで・・・追いつく?
ヤマ張ってたんじゃ?」

野田「ヤマ張ったって勝手に
決められてもな~。困る」

桐谷「今度はリードブロック?
どっちが本当のブロックよ」

相手がトスを上げてスパイカー
に合わせて跳ぶのがリードブロック。

トスが上がるのを確認してから
跳ぶので確実性は高いけども
トス⇒スパイクが速すぎると対応が
遅れてしまうことがある。

一般的にブロックと言えばこの
リードブロックが一般的。

守「ブロックは2つあるんか。
トスが上がる前に動くか上がって
から動くか・・・か」

守君は見て学ぼうとしていた。
実践の中で覚えていこうとしてた

それは守君だけではなく・・・

魂輝「状況による・・・ですか」

司「判断はどの辺りで・・・」

ブロックを切り替えるポイントが
どこなのかを知りたかった。

野田「さーて。次行こうか~」

得点は0対7。相手のサーブ。
またもや守君を狙っていた。

ドンッ・・・

守「よしっ!」

守君のレシーブが安定してきた
ちゃんとセッターに返る。

守「アタック無しで。向こうの
コートへ返すだけにして下さい」

増山「えっ?わかったっ」

増山さんはアタックまではせずに
向こうのコートに球を返した。

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