僕達はさらに驚いた。
先生が大学生のチームに
混じっていたからだ。
司「先生がプレイヤー?
できんの?バレー?」
守「どうなんやろ・・・
わっかれへんけど・・・」
魂輝「警戒はしとくです。
先生はなにしてくるのか
わからないですからね」
野田「さて・・・そんじゃあ
行くか。違い教えてやろう」
ピイイッ・・・
試合開始の笛が鳴った。
サーブ権は大学生チームから
僕達はサーブレシーブに備える
バッシイッ・・・
サーブは守君のとこへきた。
守君は腕を出し構えをとった。
しかし・・・ボールが落ちる。
守「えっ?ちょっと・・・」
ダンッ・・・ダダンッ・・・
守君は動けていなかった。
先生「いえーい。1点。
ナイスサーブ~。光男~」
光男「じゃあもっかいね~」
バッシイッ・・・
またもサーブは守君の方へ。
守「くっ・・・このっ」
ボンッ・・・
ボールはまたもや落ちてくる
前のめりに倒れて球を拾う。
多田「あがったぁ。拾うわ」
多田さんが拾って桐谷さんが
相手へ返すしかできなかった
大学生がレシーブをする。
セッターへ綺麗に返りトスが
上がる。それを打つのは・・
先生「ナーイストス~」
バシイイン・・・ドッ・・・
誰もいないところへ・・・
鋭角で打ち込んできた。
野田「いえーい。2点目~」
仲間内だけで喜ぶ。
僕らは・・・驚いていた。
守「なんや?これ・・・」
司「相手なってへんやん」
魂輝「困りましたね」
得点は0対2。次のサーブで
またもや守君を狙ってきた。
球は手前で落ちてくる。
守「くそっ・・・」
守君は落下地点を予測して
体を沈めてボールを拾った。
司「上がってるよ~。誰かぁ
誰かそれ拾ってぇぇ」
セッターにちゃんと返った。
僕らのテンションが上がる。
増山「任せてっ」
セッターの増山さんがトスを
上げて多田さんがスパイクする
多田「・・・やぁっ」
バッ・・・バチイィン・・・
トンッ・・・トーン・・・
完全にブロックされていた。
ブロックに2枚つかれていた。
野田「いえーい。3点目~」
先生達はまた仲間内で喜んだ。
僕らに見せつけるかのように。
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