第1359話 点の動き方

2025年3月13日

第45部-強制的バレー

t f B! P L
魂輝「先生。点の動き方って
いったいなんなんですか?」

野田「1点の入り方や。
アタックとブロックとサーブ
とサーブミスで点が動くねん

ボールを落としたら点が入る
落とさなければ入らない。

後は司が言ったつまらん反則
ぐらいや。あんま期待できる
得点ではないな」

守「そりゃそうですけど。
ただアタックに繋げる為に
まずはレシーブが必要って
言ってましたよ」

野田「うっさい。3回以内
でアタックすればええねん。

できんかったらブロックで
止めること考えればいい」

守「お~。はぶきましたね」

野田「レシーブが上手くきたら
とか言うセッターは甘ちゃんや。

トスが上手く上がったらとか
言うアタッカーも甘ちゃんやな

だいたいそんな強者的な考え方
でいけるのは実力が均衡してる
場合のとこぐらいや」

先生は現代バレーのほとんどを
否定することを言っていた。

敵は相手に練習通りの力を
出させない為にサーブで崩す。

そのサーブも難しいのであれば
精度は落ちるが上手くいけば
一気に有利になる。

100%対100%に対して
相手の精度を下げる為に色々な
ことをしていったりしている。

それが現代のバレー。
なのに・・・

野田「レシーブがちゃんと
こなくても高くトスしたら
ええねん。そしたらアタック
はできるやろ」

司「それだと攻撃が単調に
なってしまうんじゃ?」

野田「ええねん。おらんとこ
落としたらええだけやから」

守「簡単そうに言うなぁ~」

野田「簡単やからな。そやな
ちょっと練習試合しようか。
言ってもわからへんやろ?」

司「え?練習試合?どこと?
? っていうか僕ら素人やけど」

野田「お前らの先輩なるかな
今大学生やけど連絡するわ」

先生はメールを送っていた。

野田「おっ。いいってよ。
じゃあ来週の土曜日やろか」

いきなり試合の日が決まった
日程だけ決めて先生は帰った

おばちゃん達にもそのことを
伝えると試合ができるという
ことで嬉しがっていた。

そして日にちは過ぎていき
試合の土曜日がやってきた。

僕達がアップをしていると
先生が大学生達を連れてきた

お互い挨拶をすることもなく
各自それぞれアップしていた

先生の方は太極拳をしていた

大学生の連中は僕らの2つ上
の先輩達だった。

アップも終わり整列をする。
そして試合が始まる。

第45部-強制的バレー 基礎編- 完

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ