翌日学校で守君と話をした。
守「・・・そういうことか。
先生も追い込んでくるなぁ」
守君も理解したみたいだ。
だからといって・・・
どうすればいいかはわからない
当面はやはりレシーブになる。
たださっさと覚える必要がある
休み時間に体育館へ行って
バレーボールを一つ拝借した。
そのボールを使って練習する。
とにかく体に覚えさせるように
レシーブでキャッチボールした
昼休みもずーっと同じように
練習を続けた。
1週間が過ぎた頃・・・
慣れてきたので遠くからボール
を投げてレシーブをしていた。
そしてまた1週間が過ぎた。
土曜日のバイトを休みにして
僕達は体育館の練習に参加して
練習の成果を見てもらった。
ドンッ・・・
多田「お~。できてるやーん。
短期間ですごいすごーい」
司「苦労しましたもん」
魂輝「僕はずっとバレー部に
教えてもらってましたよ」
木塚「やっぱ若いから。
飲み込みも早いんやね~」
軽く投げられて返しただけで
こんなに褒められていた・・
桐谷「これやったら大会まで
に間に合うね。よかったぁ」
増山「あたしらも頑張ろう」
レシーブはひとまず終わり
次にサーブを教えてもらう。
一番簡単なアンダーサーブを
教えてもらい練習をしてた。
アンダーサーブは割と簡単で
すんなりとできた。
次によくあるサーブの打ち方
のフローターサーブを教えて
もらった。
フローターサーブになると
コートに入る可能性は低くなり
入ったり入らなかったりした。
司「あれ~?安定せーへん」
木塚「フローターサーブはね。
コートの正面に向かって片足を
前に出した状態で構えるの。
それで両足は肩幅くらいに開いて
前に出した足は狙いをつける方向
に向ける。
そしてトスを上げると同時に
上体を反らして手を後ろに振って
重心を後ろから前に移動させながら
ボールインパクト時に肘を伸ばして
打つの」
司「なるほど~。そうですかぁ」
守「やっぱコツはあるんやなぁ」
教えてもらった通りに何度も打つ
ずっとこの練習をしていた。
ガララララッ・・・
体育館の扉が突然開いた。
誰かが中へ入ってきた。
野田「すんませーん。野田です~
様子を見に来ましたぁ」
司「あっ。先生や」
魂輝「なにしにきたですか?」
守「しらへんけど」
ひとまず練習を止めて休憩。
先生はこっちへやってきた。
0 件のコメント:
コメントを投稿