第1352話 わざと

2025年3月4日

第45部-強制的バレー

t f B! P L
主将「お前らふざけんなぁ。
もう帰れや。2年のくせに」

司「はははっ・・すいません
僕が終わったら帰りますから」

僕は基本姿勢をとった。
慣れないのか窮屈だった。

主将「このボケがぁぁ」

3年「おい。代われ。今度は
俺がやってやるから」

僕の行動を見てさすがに他の
3年も全員切れていた。

順番に代わって打ってくる。

バシイッ・・・バチイン

初球からぶつけられてた。

司「はやっ・・・コートの上
ではこんなに早いんもんか」

3年「おらぁ。びびんなや。
次いくぞ。残り24球やぞ」

司「お願いしまっす」

バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン

真っ直ぐ打ってくれてるのに
ボールは一度も拾えず・・・
ただぶつけられていた。

理子「大丈夫?沢田君?」

守「ぶつけられてただけや。
おっきい怪我はしてない」

理子「痛そうやったけどね」

守「かなり痛い。・・ん?」

守君が休んでいる時にバスケ
部の女子達が救急箱を持って
こっちに向かってきた。

??「大丈夫~?」

3年の女子達だった。

守「ええ。まぁ大丈夫です。
すいませんお気遣い頂いて」

守君は優しく返していた。
大人の対応をしていた。

??「痛そうやったから~。
シップあるから貼る?」

守「すいません。助かります」

守君はシップを張ろうとする。
だけど女子が張ってくれてた。

??「ひどいね~。バレー部。
わざと当ててるみたいやった」

守「いえいえ。拾えない俺が
悪いだけでバレー部は悪く
ないですよ。むしろ正面に
打ってくれてましたのでね」

??「え~。めっちゃかっこいい
なんでそんなん言えんの~?」

バスケ部の女子達といちゃいちゃ
しているように見えた。

それを見て3年がいらつきだして
僕に対して余計ひどく打ってきた

バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン

司「ハァ・・・ハァ・・・
ありがとう・・・
ございました」

僕も1球も拾えずただぶつけ
られてばかりで終わった。

理子の元へ行き帰る用意をした

主将「おい。お前らぁ。
もう二度と俺らの邪魔すんな。
おい・・・聞いてんのかぁ」

こっちの用は終わったので
いそいそと体育館の外へ出た。

主将の話はいちいち聞かない。

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