木野の打ったスパイクは
守君の体をめがけてきた。
バシイッ・・・バチイン
守君は動けず当然レシーブは
できずボールは守君に当たった
守「お~・・・いってぇ」
木野「どや?わかったか?
真っ直ぐきてても拾えへんやろ
2ヶ月ぐらいレシーブだけしても
試合やったら拾われへんぞ。
実際はいないスペースに打ってくる
真正面に打ってくれるほど相手は
優しくないねんからな。
わかったらさっさと帰れ。」
守「まだ・・・2点や」
木野「あ?」
守「1セット25点やろ?
後・・・23点ある」
その言葉を聞いて主将が切れた。
2年の生意気な態度に・・・
主将「おい。木野。代われ。
俺がアタックするから。
こいつめっちゃむかついたわ」
木野が代わり今度は主将が
アタックを打つことに
守君は構えをとった。
バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン
守「くっ・・・つっ」
主将「どうしたぁ?おらぁ。
これぐらいとってみろやぁ」
主将はわざと守君に当ててた
守君は構えをとってはいるが
一度も拾えず当てられ続けていた
バスケ部もこっちを見ていた。
女子マネージャーはバスケ部の
練習を無視してこっちを見ていた
理子「ねぇ。司・・・なんか
止めた方が良くない?」
司「なんで?」
理子「わざとぶつけられてるやん
あんな痛そうなんを・・・」
司「正面に打ってくれてるのに
止めたらダメでしょ。
拾えない守君が悪いだけだし
」
正面に打ってくれているから
こっちとしては都合がよかった
バシイッ・・・バチイン
バシイッ・・・バチイン
守「ハァ・・・ハァ・・・」
守君がバテてきていた。
次が最後の1本だった。
主将「根性はあるかもしれん
でも・・・なめすぎたな」
バシイッ・・・バチイン
守「つっ・・・ったあぁ」
最後の1本も拾えなかった。
主将「1本も拾えなかったな。
帰れ。そんでもう来るな」
守「ハァ・・・ハァ・・・」
守君はこっちへ来た。
そして今度は僕が向かった。
主将「あ?なんやねん」
司「お願いしまーす」
今度は僕がコートに立った。
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