木野「バレーは奥が深いねん
ただ打って拾ってって言うの
だけとちゃうねん。サーブでも
相手崩す為に変化つけたりとか
コース狙ったりとかあんねん」
守「ただ思いっきり打って
バチバチやんのちゃうの?」
木野「フェイントとかコース
とか細かい技術もあんねん。
それをたった2ヶ月で・・・
なめてるとしか言えへん」
司「サーブの打ち方は色々
あるって本に書いてたけど
フェイントとかあるって
書いてなかったけどな~」
木野「そんなレベルで・・・
完全にバレーなめてるな」
木野さんは怒り出した。
まぁしょうがないだろう。
守「まぁ俺らのレベルは
ママさんバレー程度のレベル
が目標やから。高校バレーの
スパイク体感させてくれ」
守君がブレザーを脱いだ。
木野さんにスパイクを打たせ
体感をしようとしていた。
木野「俺はまだアップ中や。
まぁええ。やったるわ。おい
誰かぁ。トスあげてくれや」
司「僕も準備しよーっと」
僕らはレシーブが下手だけど
ここでバレー部のアタック
レシーブを体感しておくと
後々対応できると思ったので
体感しておきたかった。
周りがアップをしながら
こっちを見ていた。
主将「こいつらは・・・
邪魔ばっかしやがって・・」
主将は僕らに好き勝手されて
立場がないのでいらいらしてた
守「えっと・・・基本姿勢か」
昨日教えてもらった基本姿勢を
とり構えた。
守「これ・・・動きにくいなぁ
慣れるまで時間かかりそうや」
まだ構えがぎこちなかった。
木野「本気で打つからな。
怪我しても文句言うなよ」
守「・・なかなか威圧感ある。
どんなん来るか想像できへん」
そして・・・トスが上がる。
それを木野がスパイクした。
バシッ・・・ドッ・・・ドッ
ボールは守君の足元を抜けて
後ろへ転がっていった・・・
守君は反応ができなかった。
守「なっ・・こんな早いか」
ハハハハハッ・・・
アップをしている連中は反応
ができない守君を見て笑う。
勝手に来て邪魔をしてなにも
反応できないのに驚いてたから
木野「ええか?バレーってのは
あんな球がいっぱい飛ぶねんや
それをたった2ヶ月で上手く
なりたいとか言ってくんな。
真面目にやってる俺達からすると
めちゃくちゃいらつくねんから」
守「もう一回・・・頼む」
木野「なんやと?お前ふざけんな」
守「ふざけてない。早く。
頼むからもう一回」
木野「一回当てたらんとわからん
みたいやな。今のはわざと外した
けど今度は当てるからな」
木野はもう一度スパイクを打つ
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