第1349話 低姿勢

2025年2月27日

第45部-強制的バレー

t f B! P L
守「あぁ・・・悪いな。
ちょっとバレーについて
教えてほしい事あってな」

1年が低姿勢で聞いてきた
ので守君も普通に聞いた。

1年「バレーを?
何が知りたいんですか?」

守「短期間で上達したい。
どうすればええんかな?」

1年「それは無理ですよ。
ちなみにどれぐらいの期間?」

守「2ヶ月ぐらい」

1年「2ヶ月やったら・・・
それなりにはできると思います
けどどのぐらいのレベルで?」

守「足引っ張らん程度」

1年「・・・はっ?」

会話が噛み合っていなかった。
これは完全に守君に非がある。

目的をいちいち説明しないので
1年は何がなんだかわからない

それを見ていた周りの人達も
僕達が邪魔していると思った。

3年「おらぁ。お前らぁ。
そろそろ練習始めるぞ~」

1年「あっ。はいっ」

守「待てって」

ガシッ・・・

守君が1年の腕を掴む。
1年はすごく困っていた。

1年「あの・・・すいません」

守「この中で誰が上手いの?
最後それだけ教えてくれ」

1年「えっと・・・あそこの
3年の木野さんがエースです」

守「そうか。わかった。
ありがとう」

守君は腕を離した。
1年はすぐに走っていった。

守「さて・・・と」

コートの周りをぐるぐる走る
バレー部の先頭の前に立つ。

守君は完全に邪魔者だった。

3年「なんや?お前どけや。
練習の邪魔すんな。2年が」

主将っぽいのがみんなを代表
して守君に詰め寄っていた。

守「・・・」

守君は無視して教えてもらった
木野という人の元へ向かった。

守「ちょっといいですか?」

木野「あ?俺に用かいや。
わからん。なんの用やねん」

守「練習の邪魔になるので
ちょっとあっちの方で」

木野だけを無理やり移動させて
体育館の隅で少し話をする。

司「よしっ・・・行くかな」

僕と理子も向かった。

とりあえず非礼を謝り頭を下げて
そして本題に入って話をした。

短期間で上手くなるためには
どんな練習をすればいいのか?

木野「それは無理やぞ。
お前らバレーなめてるやろ?」

守「しょうがないんですよ。
期間が決められてるんですから」

バレーをなめてるつもりはない。

ただ2ヶ月間でできる最大限の
実力まではいきたい。

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