第1344話 レシーブ

2025年2月20日

第45部-強制的バレー

t f B! P L

 守「ふーん」


司「なかなか役割が
きっちりしてるんですね」

魂輝「組織的な戦術を使う
のが有効という事ですか」

守「そういうことなるな。
まぁまだわからへんけど」

役割分担が決まっている場合
基本的な戦術は組織的になる

が・・・まだこの段階では
情報が少なく決めきれない。

多田「じゃあまずは基本の
レシーブからやっていこう。
これが全ての基本だから」

レシーブの練習に入る。
多田さんが見せてくれた。

多田「まずはサーブレシーブ。
レシーブはセッターに正確に
返すことが重要だから・・・

打たれたボールの落下地点を
早く判断して体勢を作って返す

コツは両手で面を作ること。
サーブレシーブは手首から肘までの
部分で行うのでこの面が平面に近い
ほど安定したレシーブになるから。

両肘を出来るだけ近づけるように
肩を上げて腕を前に出して肩を
すぼめて胸に空間を作ると面を
作ることが出来るから」

ドンッ!!・・・ポンッ。

司「おおっ。すごい」

多田さんはサーブをセッターの
いる位置にドンピシャで返した。

多田「今のは真正面にきたから
簡単にできたけど実際は前後左右
にくるからそう簡単じゃあない。
強いチームほどセッターにきっちり
と返すからあたしらはまだまだ・・

じゃあ・・・やってみよう」

とりあえずやってみる。
両手で面を作って返してみた。

司「・・・あれ?」

守「いってぇ・・・」

魂輝「横にいくですよ」

まず慣れていないので痛い。
後セッターにうまく返らない。

多田「最初はみんなそう。
そんな簡単にいかないから。
サーブレシーブひとつとっても
何度も反復練習がいるから」

とりあえず課題はレシーブだ。
多田さん達は自分達の練習に
戻り僕達は3人でレシーブの
練習をひたすらにしていた。

司「・・・ねぇ」

守「あ?なんや?」

司「こんなんでいいんかな」

守「・・・何が言いたい?」

司「いや・・・こんなんで
勝てるのかなーって・・・」

守「・・・どうやろうな。
ただ今は経験者の言う事を
聞くべきやろ・・・実際に
レシーブひとつできんし」

司「そっか・・・そやね」

魂輝「ほっ・・はっ・・・
なるほど。わかったです」

魂輝君がコツを掴み出した。
さすが化物だと思った・・・

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