第1341話 パワー

2025年2月17日

第45部-強制的バレー

t f B! P L
野田「えっとな~。バレーの
大会はまだ先で11月やから
2ヶ月ちょっとあるから
まぁ大丈夫やろ」

司「たった2ヶ月後?」

守「ママさんバレーってのは
みんな経験浅いんですか?」

野田「ん~。割と長いやろ。
10年以上やってるみたい」

司「10年と2ヶ月って」

言いたいことが色々あるけど
長年の経験の差を埋めること
が容易とは思えなかった。

言葉を失った。

野田「確かに上手い下手の差は
埋めることはできへんやろ。

だけど今まで積んできた部分
を使って勝ちに導いていく事
はお前らの方が長けている。

それを実行する場でもあり
経験が浅くても勝てる力が
ある事を証明してくんねん

勝つ事だけを考えて戦え」

守「・・・」

司「・・・」

桁成達が嫌がっていたのが
この事だったのがわかった。

今までの経験の応用の場だ。

この市民大会で先生は僕達に
異種の世界に合わせて戦って
そして勝てという事をしよう
としていたことがわかった。

だから・・・僕らは・・・
ここで否定する訳にいかない

司「わかった。やるよ」

守「しゃあないか・・・」

魂輝「よくわかんないですが
とにかく勝てばいいですね」

野田「あはは。タマが一番
わかってるやんけ。そう。
結局ルール内で勝てばいい。

勝負っていうのはな・・・
剛と柔。そんで和合と罠。
時と場合によって使い分けて
後は場を制したら勝ちや」

司「なにそれ?」

野田「まぁ・・難しいか。
いいや。お前らの好きなよう
にやったらええ」

この時はよくわからなかった
先生が何を言ってたのかは。

そして先生から翌日に行き先
の地図を渡され訪れる場所を
教えてもらい翌朝に向かった

ガラガラガラッ・・・

司「こんにちは~」

ドアを開けると中でおばちゃん
達がバレーの練習をしていた。

真剣にやっていたので僕達は
ドアの前に突っ立って見ていた

1人のおばちゃんが気づいて
こっちへ来てくれた。

??「あら。もしかして宮根さん
のところのぼっちゃん?」

司「はい。そうです・・・
宮根 司と言います」

??「あらま~。丁重ね~。
よろしく。じゃあ後は」

守「沢田 守です」

魂輝「弟の沢田 魂輝です~」

??「あ~。あの沢田さんとこの
息子さん?よろしくね~。
ちょっと~みんな集まって~」

おばちゃんパワーに圧倒された
おばちゃんのペースだった。

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