憲吾「経験の差・・・か」
野田「そう。そんだけや。
頭で理解すんのと経験する
違いは身にしみてるやろ」
みんな小さい頃から武術を
通して基礎をやっているので
経験の違いでの差も嫌という
ほど理解していた。
憲吾「じゃあ・・・先生。
なんでそれを俺らに教えて
くれへんかったん?今までは
色々指導してくれてたのに」
野田「おいおい。甘えるなよ
俺が教えるのは中学生までや
高校なったら義務教育外れる
自分で選んで行動して選んだ
行動を正解にしていけっての
だいたい準1期生が正解って
わけでもないしな。たまたま
上手くいったから注意として
広告出してもそんなに簡単に
上手くいくことはない。って
いうのを補足したったしな」
憲吾「・・・くそっ」
高校生になってから選択決断
旅行にしてもそうだった。
先生は誰かが選んだ行動を
決して否定している事はない
それがいいのか悪いのかは
選んだ側が判断するだけだ。
それでも・・・ダメな時は
ヒントくれたり助けてくれる
って無意識で思ってたのかも
しれない・・・
僕達は・・先生に甘えていた
野田「まぁそう落ち込むな。
高校生でもよくやった方や。
準1期生は失敗してないから
みんなみたいな悔しさは経験
してへんねんからな。
今回の海の家での結果では
準1期生が学べなかった事を
準2期生は経験したんやし」
そう・・・この準1期生に
負けたことにより僕らには
ただ頑張っただけでは結果を
出し続けることができない。
という経験をし理解した。
野田「さて。それじゃあ明日
この利益で鍛錬してるガキ共に
ジュースとか適当になんか
差し入れしにいくけど・・・
誰が行く?適当に決めて」
みんなで話し合う。一番責任が
重く誰よりも頑張っていた
各班長達でいけばいいのでは?
という意見になっていたが。
憲吾「いや・・俺やない。
守と司が行く権利がある」
司「えっ?なんで?」
守「俺らにはないやろ。ろくに
手伝いもしてへんのにや」
ほとんど出ていない僕らに
行く権利なんてないと思った。
憲吾「司と守がおらんかったら
もっと売り上げ低かったはずや
守と司が・・・おったからまだ
やれてたとこあったから・・」
翔子「確かにねー。沢田君が
お客引っ張ってきてたしね」
守「待て。でも違うやろ」
司「そうそう。日に焼けて
頑張ってたんはみんなやん」
僕達は今回行くべきなのは
一番頑張ってた人と思った。
そこを主張したが意見は無視
され僕と守君は行く事になった
他には各班長の3人がいて
合計5名で差し入れをもっていく
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