第1334話 腑に落ちない

2025年2月6日

第44部-海と屋台-

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野田「でも最初から期限は
決まってたから桁成達が
やった広告っていうのは
意味はないんちゃうか?

俺は最初から8月半ば過ぎ
までってのは言ってたぞ」

司「それは・・・そう。
期限は8月終わり頃やから」

期限は決まっているのに
なぜ先輩達はやったのか?

8月半ばとなっているのに
広告の意味はあったのか?

守「8月半ばまでやけど
売り上げ上がったって結果
があったらそれは効果的と
判断していいと思うけど」

司「そうやんね。そう。
でも広告ってそんなすぐに
効果でるもんちゃうやん」

野田「そう。実際広告を
まいて出た結果なのかは
わからへんねん。だいたい
広告って2~3ヶ月後に
効果が出だすもんやしな」

憲吾「それやったら俺らの
結果でも問題ないんじゃ」

野田「問題はないかな」

司「でも・・・違うねん」

守「そう・・・違う。
でもそれがうまく言えん」

どうも腑に落ちない。
何かが大きく違っている。

野田「あんま時間ないから
まとめるけど。司と守が
納得いってないみたいや。
せやから違いを教えたる」

全員が聞く体勢をとった。

野田「準1期生と準2期生
の違いっていうのは結果。
ではなくて過程でもない。

違いっていうよりもやな。
この海の家で学んだ経験の
差が違うだけ。それだけ」

司「そう。そうやねん。
でもそれが上手く言えない」

ここからが上手く言えない。

どう説明したらみんなに
わかってもらえるのか・・・

先生は話を続けた。

野田「みんなは売り上げや
利益について考えてたけど
なかなかうまくいかないから
がむしゃらに頑張ってたな。

それはわかる。どうしたら
ええかわからんけど落ち込む
時間はないから前向いてた。

上手くいかない時も一生懸命
やってたらなんとかいける。

っていう経験ができたから
それはそれで学んだやろう。

準1期生はそれだけだと安定
した売り上げが作れないのと
売り上げに限界があるんじゃ
ないか?って数名が気づいた

やらなくてもいいんじゃない?
いや・・やった方がいいって
いう意見がぶつかって各店長と
色々と話し合ってた。

売り上げ減らしてでも広告を
出して知ってもらうべきって
いう結論まで至ったから広告を
やってたまたまうまくいった。

準1期生は売り上げの限界が
見えかけてたから対応した。

利益減らす結果になったけど
売り上げはちゃんと上がった

ビジネスって頑張るだけだと
限界が見えるからまずは人に
知ってもらうっていう経験を
海の家の運営で準1期生は
学んだ。っていうことや」

そう・・・同じ海の家の運営
をして得た経験値の差が違う

それが上手く説明できなかった

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