第1333話 違い

2025年2月5日

第44部-海と屋台-

t f B! P L
司「わかりません・・・」

野田「守。お前もか?」

守「経費・・・ですか?」

野田「少しかすってる。
まぁ一言で言えば売り上げ
ってのは減らせるからや」

憲吾「えっ?なんで?」

野田「売り上げにかかった
経費や原材料っていうのは
売り上げから引けるねん。

売り上げから経費や原材料
を引いたのが粗利益。

そっから家賃や人件費等の
もろもろを引いて最後に
余ったのが純利益やねん。

100万円売り上げた内の
50万円が経費としたら
50万円の売り上げでした
って申告すんのが社会や」

憲吾「えっ?そうなん?」

野田「そうやねん。司も守も
それぐらいはわかるやろ?」

司「粗利と純利はわかる。
それはちゃんと理解してる」

野田「みんなの場合はな。
売り上げ315万円に対して
純利益63万円やったから
20%や。まぁ高い方やけど
人件費がかかってへんから
こんぐらいなってるねん。

そんで去年が701万円に
対して純利益90万やから
13%ぐらいか。低いな」

全員があることに気づく。

憲吾「あれ?ちょっと待って
俺らの方が上じゃない?」

司「そうやけど・・・」

僕らの方がいい結果なはず。
だけど先生がそう思ってない

その部分がわからなかった。

守「うん。そうや・・・
でも・・・」

守君が考えていた。

野田「言ってみろ。守」

守「これってビジネスの
経験やったと思うねん・・
そうなると・・・もし・・
来月もやるとなったら・・
完全な差がついてるはず」

司「あっ・・・」

憲吾「どういうこと?」

司「先生。去年の桁成達が
広告やりだしたのはいつ?」

野田「8月16日。企画した
のは8月6日って書いてる」

司「そうか・・そこで・・」

憲吾「どういうことや?
意味が全然わからへんぞ」

司「憲吾。もしもう1ヶ月
海の家やってたとしたら
今より売れてると思う?」

憲吾「それは・・・無理。
もう限界見えてたから・・
はっきり言って無理やろ」

司「うん。そうやと思う。
だけどビラを配ってたら翌月
って可能性が違うと思わん?」

憲吾「あっ。知ってもらうって
いうことに繋がるって事か?」

司「そういうこと。数字だけで
見たらこの7%って僕らの方が
上かもしれんけど広告の量が
圧倒的に違うのにたったの7%
しか差ができてないねんって。

苦しい運営しかできてなかった
僕らと宣伝までばらまいてた
先輩らとは数字にでてないけど
圧倒的な差が生まれてるねん」

気づいた時に差が見えた。
気づかないとわからないだろう

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ