桁成「それを5歳の頃から
させるのは理解得られない
でしょうね。さすがに」
野田「そうそう。全く理解
されへんから大変やねん。
親は勝手やからこっちで
色々教えてやらなあかん」
桁成「それが5万ですか。
そんで特別な環境って?」
野田「んー。人間関係。
うちは上下関係ってのは
プラスマイナス1やから
先輩108人で同期108人
そんで後輩も108人おる」
桁成「それだけ?それだけなら
大きい空手道場とかでも」
野田「強さ求めるだけならな。
まー。うちは先輩らが残して
くれてる繋がりあるからなー。
先輩らがこうやって無償で
働いてくれたお金で昼間の
クソ暑い時期に鍛錬してる
小学生達にドリンク買って
あげれるのも繋がってるし」
桁成「ずるいですよね。
小さい時そうやって毎年支給
されてたの覚えてますもん。
よくわからん先輩達がなんか
ジュース持ってきてくれてた
のはこんな事させてたんかー
ってのが去年わかりました」
野田「はははっ。年の離れた
先輩らができることはそんな
ことぐらいでええねん。今度
はそれが後輩らが受け継ぐ。
それにな。なかなかこんなに
無償で動けるって経験はない
無償で動いてあげるってのは
高校生で体験すればいい」
桁成「後輩に教えて俺らにも
知らない間に違う経験させる
先生が特別なんですけどね」
野田「まさかー。俺はずっと
俺の先輩に当たる人が行動して
見せてくれた事やってるだけ」
桁成「それが樹形図となって
俺らにもきてるんでしたね」
野田「そうそう」
桁成「後は保育園かー。
懐かしいなー。あれって俺ら
行ってもいいんですかね?」
野田「行っても無駄や。
あそこは卒業生が思い出に
浸ってもええ場所やない。
〔今が全ての場所〕やから」
桁成「そっか。しょうがない
まー。色々わかりましたわ」
野田「じゃあ。遊んでこい。
あっ。領収書はもらってや」
桁成「はいはい。わかってる
じゃあまたね。先生」
先生は先に帰って桁成は
僕らの方へ戻ってきた。
薫「桁成。遅かったやん。
先生と何話してたん?」
桁成「ちょっとな。よ~し
じゃあ遊びに行くかぁ~。
2年も一緒に来てええぞ」
司「やっほ~」
守「今日は楽できる~」
先輩がいると僕らは好きな
ようにさせてもらえるので
周りに合わせず自由になる
先輩との宴会は色々と遊び
方を見せてもらえるので
すごく大事な行動だった。
その日は居酒屋に行って
その後朝までカラオケに
行き余ってた体力を全て
失ってしまった。
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