桁成「おっ。守と司。
ここにおったんか?」
痴話喧嘩の途中・・・
桁成が僕らに気づいた。
薫「手伝ってくれてる。
裏方廻ってくれてるよ」
桁成「薫~。お前守と司の
使い方間違ってへんか?
守と司を裏方廻させるって
もったいないぞ?」
薫「なんでよ?」
桁成「客呼べるからや。
俺やったら表に立たす」
薫「え~。でもなー。表は
あたしら女子でやりたい」
桁成「・・・そうでっか。
それやったら守と司くれ。
俺らのとこと代えてくれ」
薫「それは嫌。なんか嫌」
桁成「なんでやねんな。
俺らんとこ男ばっかやし
裏方は男出すから」
薫「やだっ!!」
桁成「・・・わからん」
薫さんは頑固になってた。
理由なんてなさそうだ。
富田「おーい。桁成ぃ。
忙しくなってきたから
そろそろ戻ってこーい」
遠くから富田が叫ぶ。
離れていても聞こえてた。
桁成「あぁ。わかったぁ。
じゃあな。また後でな」
桁成は急いで戻っていった
薫「何しにきたんやろ」
みー「薫が心配になって
きたんじゃないの?」
薫「まさか。なんでよ~」
薫さんは嬉しそうに照れた
嬉しいのはバレバレだった
薫「さてと。それじゃあ
沢田君と司君。たこ焼き
焼いてみる?」
守「・・・は?」
司「・・・結構です」
この祭りの屋台は3年の
最後の行事だったから・・
僕らは黙って裏方でいた。
3年の手伝いに専念すると
いうのが役目だったから。
薫「そう言わんとさ~。
このままやったら沢田君の
弟に負けるだけやしさー」
みー「あんた甲斐君に
言われたからでしょー?
素直じゃないな~。薫は」
薫「桁成関係ないしっ。
ただこのままやったら
お客さん来ないからねー。
はい。ほらほら焼いて」
司「わっ。ちょっと」
守「強引やなぁ。もう」
僕と守君は焼く方へ・・
簡単に焼き方を教わる。
守「だいたいわかった」
司「僕も。うんいける」
薫「入れる具はそこね。
適当に入れていいから」
守「てんかす必須やな。
後・・しょうがほしい」
司「創作たこ焼きやん。
あっ。でもそれいっか」
やりたいようにやる。
それでよかったと思った
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