第1315話 痴話喧嘩

2025年1月11日

第44部-海と屋台-

t f B! P L
桁成「おっ。守と司。
ここにおったんか?」

痴話喧嘩の途中・・・
桁成が僕らに気づいた。

薫「手伝ってくれてる。
裏方廻ってくれてるよ」

桁成「薫~。お前守と司の
使い方間違ってへんか?
守と司を裏方廻させるって
もったいないぞ?」

薫「なんでよ?」

桁成「客呼べるからや。
俺やったら表に立たす」

薫「え~。でもなー。表は
あたしら女子でやりたい」

桁成「・・・そうでっか。
それやったら守と司くれ。
俺らのとこと代えてくれ」

薫「それは嫌。なんか嫌」

桁成「なんでやねんな。
俺らんとこ男ばっかやし
裏方は男出すから」

薫「やだっ!!」

桁成「・・・わからん」

薫さんは頑固になってた。
理由なんてなさそうだ。

富田「おーい。桁成ぃ。
忙しくなってきたから
そろそろ戻ってこーい」

遠くから富田が叫ぶ。
離れていても聞こえてた。

桁成「あぁ。わかったぁ。
じゃあな。また後でな」

桁成は急いで戻っていった

薫「何しにきたんやろ」

みー「薫が心配になって
きたんじゃないの?」

薫「まさか。なんでよ~」

薫さんは嬉しそうに照れた
嬉しいのはバレバレだった

薫「さてと。それじゃあ
沢田君と司君。たこ焼き
焼いてみる?」

守「・・・は?」

司「・・・結構です」

この祭りの屋台は3年の
最後の行事だったから・・

僕らは黙って裏方でいた。

3年の手伝いに専念すると
いうのが役目だったから。

薫「そう言わんとさ~。
このままやったら沢田君の
弟に負けるだけやしさー」

みー「あんた甲斐君に
言われたからでしょー?
素直じゃないな~。薫は」

薫「桁成関係ないしっ。
ただこのままやったら
お客さん来ないからねー。
はい。ほらほら焼いて」

司「わっ。ちょっと」

守「強引やなぁ。もう」

僕と守君は焼く方へ・・
簡単に焼き方を教わる。

守「だいたいわかった」

司「僕も。うんいける」

薫「入れる具はそこね。
適当に入れていいから」

守「てんかす必須やな。
後・・しょうがほしい」

司「創作たこ焼きやん。
あっ。でもそれいっか」

やりたいようにやる。
それでよかったと思った

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