野田「じゃあそういう感じ
でやってくねんな?」
桁成「そうですね。勢いで
やっていきますんで」
野田「わかった。じゃあ
また後で寄るからな~」
先生はひとつひとつの
屋台を廻って歩いていた。
野田「えっと。最後はと。
薫とタマんとこか」
先生が僕達のとこへきた時
信じられない光景が・・・
野田「っと・・・」
司「・・・」
守「・・・」
圭子「すいませーーん。
順番でお願いしまーす」
絵里「魂輝~。次の次の
お客さん4人前やから」
魂輝「はーいです~。
玉子と出汁の用意だけ
お願いしますぅ」
絵里「はーーいっ」
たこ焼き屋はガラガラだ
魂輝君のとこだけが行列
を作って並んでいた。
魂輝君は集中して手際よく
玉子を焼いていっていた。
野田「うわぁ。すごいな。
これは食えへんやんけ」
薫「あっ。先生ちょっと。
隣すごすぎるんやけど」
魂輝君の店の行列を見て
先生が先にたこ焼き屋の
方へやってきた。
野田「これは悲惨やな。
俺が食う為の出汁巻き
やったはずやのに・・・
薫。たこ焼き1つくれ」
薫「はーい。ありがとう。
300円でーーす」
先生はたこ焼きを1人前
買ってくれていた。
作りおきのたこ焼きを
すぐに渡した。
野田「薫。作り置きって
美味しそうに見えんな」
薫「えっ?そう?」
野田「お土産用やったら
かまわへんねんけどな。
今から食べよう思ったら
目の前で焼いてほしい。
同じ300円を払うなら
できたての方がええやん
売ったらええってだけで
客はつかないぞ?」
薫「あっ。そっかぁ。
あたしミスってたぁぁ。
ごめん。これから注文が
来てから作っていこう」
薫さんが修正しだした。
魂輝君のとこが注文を
受けてから作ってたから
薫「先生。交換するよ。
焼き立てと交換するから」
野田「いいよ。俺はね。
祭りに来た客に焼き立て
食べさせてやってくれ」
先生ヒントを与えて去る
次に魂輝君の店の方を覗く
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