第1308話 ねじこんで

2025年1月3日

第44部-海と屋台-

t f B! P L
その頃・・僕達は・・・

司「えーっと。あれ?
僕と守君は一緒やけど
魂輝君は隣の店やわ」

魂輝「え~。なんでです
1年僕だけですのに~」

守「うわっ。ほんまや。
なんか1人って書いてる」

魂輝「意味わかんないです
僕は先生に抗議しますよ」

司「まぁとりあえずいって
みようよ。どうなってるか
行ってみなわかんないし」

とりあえず場所へ向かう。
入り口近くのちょっと悪い
場所だった。

司「たこ焼き屋?僕ら」

守「そうみたいやな」

薫「あー。司君。沢田君。
こっちこっち~」

司「こんばんわぁ。今日は
何でもいってくださいね」

守「フォローしますんで」

屋台の主役は3年だった。
僕ら2年はお手伝いが主。

僕らはひとつ上の先輩女子
と一緒にたこ焼き屋をする
ことに決められていた。

魂輝「あの~。僕のところ
なんですが・・・」

魂輝君は言葉を失ってた。
周りには誰もいないから。

司「うわぁ~。鬼やなぁ」

守「そこまでするか・・」

魂輝君のところに書かれて
いたメニューは・・・

「出汁巻き玉子と創作料理」

魂輝「はぁ~・・・僕も
みんなと共同で作業を
したかったですよ・・・」

魂輝君がへこんでいた。

薫「魂輝君だっけ?沢田君
の弟さんやんね~?」

魂輝「はい。そうです~」

薫「うち3年なんやけど
あたしの事知ってる?」

冠位明稜帝は上下1年づつ
の関わりが基本なので
魂輝は2つ上の先輩達とは
面識がほとんどなかった。

魂輝「ごめんなさいです。
よくわからないです」

薫「あはは。正直~。
学校でたまに見るけど~」

魂輝「あれ?そうですか?
学校は稜星ですか?」

薫「うん。そう。桁成と
同じ学校やで~。憲吾も
一緒の学校やんね~」

守「タマ。この人なぁ。
桁成の彼女やねん」

魂輝「あっ。そうですか。
挨拶遅れました。1年の
沢田 魂輝です~」

薫「よろしくね。魂輝君。
そうそうそこのお店さー。
先生が魂輝君の為に無理に
ねじこんでくれたみたい」

司「えっ?なんで~?」

無理にねじこんだ?
意味がわからなかった。

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