野田「憲吾。難しいやろ?
海の家ひとつでも経営
していくってのは」
憲吾「はい。途中で
逃げたくなります」
野田「正直でよろしい。
それは誰もが思うことや。
恥じる必要はないからな。
自分がただ頑張ってても
実らない。客にペコペコ
しても財布は開かない。
どうしようもないねん」
憲吾「はい。そうです。
だからどうしたらいいか
わかんなくて・・・」
野田「そやな。その通りや
いっぱい悩んでたと思うわ
どうやったら店に入って
くれるんやろう?
どうやったら食べ物が
売れるんやろう?とかね」
憲吾「色々試してきました
本当にやりつくしました。
でも・・・ダメでした」
野田「うん。それでいい。
ダメならダメで見切りを
つけるのもひとつの手や。
期間も限られてる訳やし
あかんとこを攻めてる時間
あるほど余裕もないからな
それは憲吾。正解やねん。
ただな。観点ずれてんねん
飲食業の場合まず集客や。
次に飲食。これが基本」
守「朝言ってましたね」
野田「うん。そうそう。
まず集客の部分やけどな
どうやったらいいか?」
全員真剣な顔になった。
野田「物か人か価格。
この3つのどれかでしか
店の顧客は作れへんねん」
司「えっ?どういう事」
全員意味がわからなかった
学校では教えてくれない。
野田「物っていうのは
もちろん欲しい物とか
買いたい物があったら
その店へ足運ぶやろ?
洋服とか物販系な。
人はその人がその店に
いるから行くってこと。
キャバクラとかがそう。
美容室とかもそうかな。
価格はその価格やから
足を運ぶってことや。
バーゲンセールとか
100均とかね」
守「確かに・・そうや」
野田「なら飲食の場合は
物っていうのは無いから
人か価格で集客するのが
基本になってくるねん」
司「うんうん・・・」
野田「まず・・価格やな
細かく言えば本来集客の
前に宣伝ってのがあって
それをどうするかやけど
海の家っていうのはまず
広告とか宣伝はないから
店の前のキャッチでしか
勝負するとこは無いわけ
基本的に海の家って単価
高いから利益率は多いけど
その分客は一見さんばっか
なら客に合わせた価格を
こっちから提供してやれば
客はまず選び安くなる」
たんたんと話しを聞いてた
大雑把だけどよくわかる。
現場で今体験してたから。
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