司「ありがとう
ございましたぁ~」
気がつけば2時半・・・
やっと客が少なくなった
憲吾「あーーー疲れたぁ」
司「乗り切ったねぇ~」
守「アホみたいにきついわ
やっとご飯食えるわぁ」
司「なんで急にこんなに
お客さん入ってたん?」
憲吾「先生がなぁ。
いらんこと言い出してん」
司「また?今回のいらん事
ってなにやったん?」
今までどれだけのいらん事
をやってきたかわからない
もう僕らは慣れていた。
憲吾「適当になんでも
サービスつけだしてん」
司「えっ?どんな?」
憲吾「ドリンク無料やとか
ラーメンやったら1玉増量
とか客見て適当にサービス
つけだしてんやんか」
司「あー。それでなん?」
憲吾「最初はそれぐらい
やったらって思ってたけど
途中からタイムサービスで
荷物預かり料半額でいいよ
とか言い出してから一気に
客が入ってきてんや」
司「あー。そうきたか。
それは新規入るかな~」
憲吾「まだや。途中から
色々な団体入ってきてやぁ
先生めっちゃ捕まえてた」
司「え~?そうなん?」
憲吾「焦ったわ。ほんま。
焼き飯食わしたってくれ~
とかパフェ作ったって~
とか変な指示ばっかりや」
守「鬼やな。さすがに」
野田「誰が鬼やねん。
ほれ。タマがたこ焼き
焼いてくれたから食え」
先生が休憩している僕らに
たこ焼きを持ってきてくれた
みんなでつつきながら食う。
野田「いやー。おもろかった
思ったより入ってきたな~」
憲吾「いい迷惑ですけどね」
野田「そう?必死なってた姿
見て俺は楽しかったけどね」
憲吾「そりゃ必死なりますよ
あんな無茶をされたら~」
野田「はははっ。去年の桁成
達もそう言ってたな~」
司「えっ?去年って?」
野田「桁成達も去年の盆に
俺を手伝わせやがってな。
まっ。あいつらの場合は
前もって頼んできてたけど」
守「そうやったんや・・・」
野田「そうそう。あいつらも
悩んでばっかやったからな~
ビジネス経験させるのは今年
がデビューやからな~」
憲吾「ずっと武術と汚い事の
繰り返しだったもんな~」
野田「そうそう。それで
世の中のほとんどのことは
乗り切れるもんやからなー。
ただビジネスはべっこやねん
頭使ったらいいっていう部分
とはまた違う部分なんねん。
武術の理ではさすがに
まかなえへんねんな。
こればっかりは」
先生はビジネスを僕達に
経験をさせるのが目的だと
言う事をここで知った。
ただ働くのとは違う・・・
運営していくという事を。
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