理子は店の正面に回って
遠くから店の中を見た。
人が多くてよく見えない
理子「う~。わからん」
??「あっ。あれ宮根君や
あっ。沢田君もおった」
理子「えっ?どこどこ」
??「ほらぁ。あっこぉ」
ホールで料理をずっと
運んでいた姿を見られた
理子「よかったぁ。ほんまに
手伝いやっとったんやぁ」
理子はホッとしていた。
理子「よし。じゃあ行こ」
理子達は店にやってきた。
理子「すいませーーん」
野田「はいはい。カキ氷は
ちょっと待っててねーー」
理子「あの。違います」
野田「あれ?違うの?
じゃあちょっと待ってね」
どっちにしても待たされる
そこへ魂輝君が戻ってきた
魂輝「先生。氷はもうすぐ
司が持ってきてくれます」
野田「おっ。そうか」
理子「あれ?魂輝君。
魂輝君も働いてんの?」
野田「なんや。タマ?
タマの知り合いか?」
魂輝「あれ?理子。
どうしたんですか?」
野田「理子?理子って
司の彼女やなかった?」
魂輝「そうですよ」
野田「あー。そうなんや
はじめましてー」
理子「2回目です。
以前会社訪問で・・」
司「先生。お待たせ~。
氷持ってきたぁ。どこに
置いとったらいいの?」
野田「あぁ。ありがとう
適当に置いとってくれ」
司「次からはなくなる前
に言ってね。忙しいから」
野田「司。理子ちゃん」
司「理子?えっ・・・?
あれ?なんでみんなも」
周りを見る余裕がなかった
先生の指差す方へ向くと
理子と同級生達がいた。
理子「こんにちわ」
??「遊びにきましたぁ」
??「サービスしてね~」
憲吾「司ぁ。ホール~。
こっち限界やってええ」
憲吾の悲痛な叫びが響く
厨房も戦場となっていた
司「ごめん。みんな
今忙しすぎるからもう
ちょっとだけ待ってて」
野田「待てないやろ~。
こんなあっついのに。
彼女やろ?さっさと
案内してあげたれって」
司「でも・・・先生」
野田「いいから早く。
はい新規5名様でーす」
先生は無理やり通した。
奥へ案内している途中に
守君もみんなに気づいた
僕が案内している最中は
人が足りないので関心を
持つ余裕は一切なかった
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