守「見習ってください。
向こうの店長昼も働いて
夜も働いてるんですよ」
野田「不況やな。ほんと」
守「いやいや。ちょっと」
守君が言葉に詰まった。
簡単に止められていた。
野田「まっ。頑張れ」
守「みんな頑張ってます。
ただ結果が出ないんですよ
それってね。やっぱり
指導者いないからですよ」
無理やりにつないでいた。
守君は先生を手伝わせよう
としていた。
野田「指導者いらんよ。
これはお前らの社会勉強」
守「ええ。わかってます。
社会勉強で学びましたよ。
やっぱり指導者は必要って
わかりましたから」
野田「おいおい・・・
そんな風に攻めてくる?」
守「それとも隣の居酒屋に
俺ら負けさせたいんですか?
このままじゃ負けますよ」
野田「うーん・・・」
守「先生がいたら俺らの
モチベーションは上がる。
仕事は盆休みでしょ?」
司「先生。僕からもお願い
指示通りに動きたい」
憲吾「俺は責任者の実力
ないから見せてほしい」
野田「おいおい。お前ら
急に集まってくんなよ」
全員「お願い。先生~」
野田「悪魔どもめ・・・」
司「しゃあない。みんな
先生の生徒なんやから」
野田「あーあ。わかった。
じゃあ俺も手伝ったるわ」
全員「やったぁ~」
みんながはしゃぐ中・・・
守君だけは冷静だった。
守「ちょい待ち。先生。
先生が手伝うとかは無い」
憲吾「えっ?どういう事や
守。お前先生に手伝って
もらいたいんちゃうんか」
守「先生には売り上げに
関わってもらいたいねん。
やりたいようにやって
もらって俺らは真似る。
それが道場のスタンスやろ
今までのスタンスで行こう
俺らは・・・先生の生徒や
今までやってきたように
やって盗むのが早いやろ」
憲吾「あー。そうやなー。
どうしたらええんかとか
悩む時間減ってくもんな」
みんなに変な結束力が
できて楽しみになっていた
その時だった・・・
魂輝「先生。できたです~
適当に定食みたいにして
おきましたから~」
野田「ありがとう。タマぁ
あっ悪い。これ食べてから
でいいかなぁ?」
守「・・・どうぞ」
勢いが止まってしまった。
守君は水着の高校生の方へ
戻って話を続けていた。
先生がご飯を食べ終わる
までの間今までと同じよう
に営業をしていた。
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