第1287話 炎天下

2024年12月7日

第44部-海と屋台-

t f B! P L
司「暑いよぉ~。なんで
僕らだけ炎天下なの~」

守「注文入ったらすぐに
渡せるやろ?効率いい」

司「そうだけど~」

守「目の前でできる料理
は食欲そそるねんや。
それに安心できるやろ」

司「しょうがないか~。
しんどいの女子にやらせる
わけにもいかへんし・・」

魂輝「腕がなるですよ~。
僕はなんでもやりますよ」

守「あぁ。任せるわ。
俺は当分キャッチするわ」

守君は呼び込みの方へ行き
色々と打ち合わせしていた

女子は男を呼び込む。
男子は女を呼び込む。

団体客は団体で呼び込む。
狙いの的を絞っていた。

翔子「男性2名様ですー。
預かりもお願いしまーす」

守「女性4名様ぁー。
預かりと日焼け止めー」

守君と翔子が次々に客を
呼び込んできていた。

預かりは荷物も預かりで
1000円もらっていた

日焼け止めは日焼け止め
もセットでつけていた。

そして僕の方は・・・

守「司ぁ。カキ氷3つ。
大盛りでサービスなー」

司「はいはい」

守君が客を引くか飲食を
売り込んで捌いていた。

大盛りはサービスにして
とにかくお徳感を与えてた

お昼までに半分が埋まった
ほとんどの客が女性だった

お昼12時になった時・・

野田「あれあれー?なんか
今日すごい入ってるやん」

先生がひょこっと来た。
冷やかしにきた感じで・・

翔子「あー。先生。今日の
売り上げいいと思うよー」

野田「そうかそうか。
それはよかったなー」

守「なに?先生。冷やかし
にでも来たんですか?」

野田「まっさかー。俺は
タマの出汁巻き食べにきた
いくら?タマの出汁巻き」

魂輝「知らないです」

野田「へっ?なんで?」

魂輝「憲吾何も言わないし
忙しくて手がいっぱいです」

野田「なに?もったいない。
じゃあ俺が決めたるわ。
えっと200円で出そうか。
ただし・・注文後作りな」

司「安っ。200円て」

野田「原価安いやんけ。
薄利多売でええねんや。
じゃあタマ。15人前な」

司「15人前?そんなに
食べたら危ないって」

野田「会社の人で食べたい
って人が多いねんや。
司のバカ親父含めてな。
みんなから金集めてるから」

先生は3000円を払った。

魂輝「わかったですー。
今から作るですよー」

先生「じゃあ俺はその間に
出汁巻き200円ってのと
感想作っておいてやるわ」

先生は海の家が気になって
来たわけではなかった。

魂輝君の出汁巻き玉子を
買いに来ただけだった。

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