第1282話 シフト確認

2024年12月2日

第44部-海と屋台-

t f B! P L
憲吾「そうか。まぁ無理には
言わんけどこっちも頼むな」

守「あぁ。別に俺は必要ない
ぐらいなってると思うけど」

憲吾「・・・どうやろうな。
まだ全然わからんけどな」

憲吾は管理責任者の立場だ。

店長の位置なので簡単な発言
はすることができなかった。

司「まぁ。大丈夫やって。
いきなりそんな不安になって
しまってどうすんの?」

守「店長憲吾だけちゃうやろ
1人で背負わんでええやろ」

憲吾「ははっ。ありがとう」

班は7つに分けられていた。
店長は全部で7人もいる。

日によって班が変わる為と
1週間に1回は店長会議と
売り上げ報告をする為だ。

不安になる憲吾を励まして
僕と守君は先に帰った。

帰ってからは久しぶりに
中学校の時の太極拳部の
みんなと集まり遊んでた。

朝まで遊んで翌日からは
バイトと遊びとデートで
1週間が過ぎていった。

とにかく楽しくて仕方が
なかった。時間が足りない。

8月も入って半ば頃・・
憲吾からメールが来た。

「司。いつ入れるんや?」と。

司「・・・忘れてた。
えーっと。シフトが・・」

シフトを確認して送る。
とりあえずの日程を送った。

送ったらすぐに憲吾から
電話がかかってきた。

司「はい。もしもし」

憲吾「司。よかったわ。
明日バイト休みやったら
海の家入ってくれや」

司「明日なぁ・・・
彼女とデートあんねんよ。
3日後じゃあかんかな?」

憲吾「あかん。無理や。
こっち全然あかんねん」

司「え~。なんでぇ?」

うまくいってると思ってた
みんながいるんだから・・

司「人足りてないん?」

憲吾「人は足りてる。でも
全然売り上げ上がらへん。
俺が店長の時だけやない。
他の日の店長もあかん」

司「うわぁ~。マジでぇ」

話を延々と聞かされた。
明日は憲吾が店長なので
入れるなら入ってほしい。
と頼みの電話だった。

司「わかった。じゃあ
明日行く。9時現地ね」

憲吾「悪い。頼むわ。
彼女にはごめんって
謝っといて」

司「いいよ。いいよ。
そっち無視できんから」

話が終わり電話を切った。
ちょっと予想外だった。

司「売り上げ悪いんかー。
僕言っても何もできんし」

とりあえず守君に電話した

だけど話し中だったので
先に理子に事情を説明して
僕は平謝りで怒られながら
デートのキャンセルをした

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