祥吾「気にいった。
全力でかかってこい」
守「いいですか~?」
間合いを詰め祥吾の膝
を真っ直ぐ蹴り込む。
祥吾「ぐわっ・・・」
そしてすぐに左腕を取り
関節を極めて上に上げる
祥吾「・・・ぐぬっ」
一度離してまた間を取る
守「おいおい。全力で
かかってこいって言って
おいてそれはないやろ」
司「全力でもないやん」
全力出してもないのに
全力出したと欺く。
祥吾「ふふっ・・・
お前はなんか違うな。
ただ殴ってくると思って
たんやけどな・・・」
守「アホか。くそデブ相手に
殴っても脂肪が邪魔なだけや
そんなアホなことするか」
祥吾「弱いとこを攻めるか。
お前はあの人らと一緒や」
守「あの人ら?」
祥吾「名前は出せん。
ただ・・・危ない連中や」
守「そうか。まぁええわ。
こっからは真剣に来いよ」
祥吾が真剣に向き合う。
こっからが本番だ・・・
祥吾「ぬおらああっ」
ブンッ・・・
大振りのパンチは当たらない
守君は懐にもぐり腹を殴る。
しかし・・・それは効かない
脂肪が衝撃を分散していた。
それは守君もわかっている。
なので関節を取りに行くが
祥吾「がああああっ」
力だけで腕を引き抜いて
守君に関節を取らせない。
守「ふーん。すげえな。
力だけはやっぱりなー」
祥吾「お前は速いな・・
でもな。力は俺の方が上や
スピードよりも力の方が
上なんや」
守「じゃあ証明してくれ。
力だけのくせしてんのに」
それからは・・・守君は
同じように打撃を当てて
から関節を取りに行った。
祥吾はそれを力で抑える。
そして大振りで殴るが・・
守君には当たらない。
それが続いていた・・・
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