司「・・・??」
僕が動いたらすぐ構えた。
少し腰を落とし前足に力が
入っていた。
司「・・・蹴りか」
ダンッ・・・ビュッ・・・
前蹴りが届かない範囲で
一度ストップしサイドへ
ステップし移動する。
??「なんや?止まれやっ」
普通は一度止まるだろう。
でも・・・僕は止まらない
止まると相手に都合がいい
一旦仕切りなおせるから。
僕はサイドステップして
また切り替えしてすぐに
相手にタックルして倒す。
もつれて倒れてマウントを
とり上から殴りつける。
相手は顔をガードしてる。
その上から殴り続ける。
腕をガードに集中させて
今度は腕を掴みそのまま
腕ひしぎ逆十字に移行した
ビキイイッ・・・ギッ・・
??「・・・ああああっ」
腕を完全に伸ばしきって
きっちり極め上げた。
僕の足を何回も叩いて
タップしていた。
でも・・・これは喧嘩だ。
タップなんてありえない。
それに僕は機嫌が悪い。
一度人を壊してみたかった
守「司。もうやめとけ。
相手痛みで泣いてるから」
司「ちぇっ・・・」
僕は腕を放した。
そして間合いを取った。
相手は肘を抑えたままで
その場にうづくまっていた
守「松原ぁ。こっち来い。
司が放してやってんから
学校来ん事情話したれ」
松原「・・・」
守「仲間呼んでるんやろ?
それまで俺らが逃げんよう
にお前がつないでおけや」
仲間が来るまでの時間と
引き換えに話をする。
司「守君から昨日聞いた。
おもしろくないからこない
ってだけ聞いたんやけど」
守「それ以上聞く気もない
別にどーでもええ事やし」
松原「どうでもいいなら・・
ほっといてよ」
司「そんな怒らんとって。
別に学校に来いっていう
つもりまではないから」
松原「だったらなんで・・
ほっといたらええやんか」
司「しょうがないやんか。
理子が心配してたから」
松原「宮城さんが?」
司「僕が動いてるのは
それだけが理由。守君は
とばっちり受けただけ」
守「そーそー。宮城は
司の彼女やから聞ける事
は一応聞いてるけどな。
迷惑きわまりないねん」
司「はははっ。ごめんね
でもいつも助かってる。
ただその話し今度にしよ。
時間制限されてるから」
守「へーへー」
無駄な話をしている暇は
ないが同級生が相手だと
つい学校の雰囲気になる
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