柴田「ふーん。そうかー。
けっこう無茶すんなー。」
安部「鹿角が言うなよ。
お前の無茶よりマシやろ」
軽く聞きとめられていた。
普通は現実感がないから
そんな簡単に言えるんだ。
と思うが・・・
この人らのやってきた事は
書けない内容の話が多い。
正義も悪も関係なかった。
邪魔者は除去してたし・・
柴田「ま。本当に危ないと
思ったら興味本位とか下手
に踏み込まへん方がええ」
安部「表の世界と裏の世界
ってのがあるからな。表の
人間が裏に関わらん事や」
司「裏の人間・・・」
柴田「まっ。知ろうとすな
裏の世界でしか生きていく
事ができんのもおるから」
安部「裏の世界の人間は
表の世界の人間の邪魔は
してこーへんからな」
鹿角さんも飛燕さんも・・
深く知ってるような言い方
で深入りして聞けなかった
司「ここらへんで・・・
終わっとくべきですかね」
柴田「さぁ?それだけは
俺が決めることやない。
野田はそんな風に指導して
教えてるんか?」
司「いえ・・・違います。
結局は自分で選んで決めろ
選んだ道を正解にしろと」
安部「そうそう。今回の
場合は危ないとは思う。
どうしてもって理由がない
なら引いといた方がいいと
思う。って言えるけどな。
俺の言う事に従わないと
いけない事はないねんや」
柴田「俺も飛燕も・・・
お前らの親父達もそうして
自分で決めてやってきた」
安部「好き勝手やってきた
って言われてたけどなー」
守「今も好き勝手やってる
ようなとこありますよね」
柴田「まあなー。昔からの
連中の場合だけそうなる。
一応立場あるからなー」
安部「大人なったなー」
柴田「おい。今ちょっと
小バカにしてたやろ?」
安部「してへんわ。ただ
昔の鹿角思い出してたら
大人なったなー思った」
柴田「そんなん言ったら
お前も一緒やんけ。昔の
飛燕知ってるのおったら
公認会計士やってるのが
信じられへんぐらいや」
安部「俺は成績よかった」
柴田「俺もよかったわぁ。
俺の方が成績よかったし」
安部「バイク屋のくせに
頭良くてどうすんねん」
柴田「あー。言ったなぁ。
バイク屋バカにしたなぁ。
そんなん言ったら裕真が
もしバイク買いにくる年に
なっても売ったらんからな」
安部「バカにしてへんって。
ガキみたいな事言うなよ。
バイクは安く売ってもらう」
飛燕さんといる時の鹿角さん
は素の顔が出て楽しそうだ。
飛燕さんも鹿角さんといる時
は気楽にできて楽しそうだ。
その場に一緒にいて色々
聞いてるだけで僕達も
楽しかった。
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