第1256話 余計な事

2024年10月29日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
守「司。お前が決めろ。
このままやったら洋平も
巻き込む話になる。

行くんやったら洋平も
連れて行くことになる。

行かないんやったら洋平
も行かないことになる。

お前の意思の問題や。
どっち選んでも俺も洋平
もなんにも言わない」

司「・・・」

洋平「行きましょう。
もし俺に何かあっても
助けなくていいですから」

司「・・・やめとくよ」

守「・・・」

洋平「・・・えっ?」

僕は行かない方を選んだ

司「行くのはやめる」

洋平「どうしてですか?
このままやられっぱなし
で終わっていいんですか」

司「考えたら危ないしね。
別にそこまでしてやる必要
もないから・・・」

守「・・・ええんやな?」

司「うん・・・」

守「じゃあ・・・もうこの
話しは終わりや。それで
納得できるか?洋平」

洋平「行かないんやったら
俺も何も言わないです」

守「はい。じゃあ終了。
この件の事はもう忘れよう
こっちに被害及ばない限り
もう関わらないようにな」

洋平「・・・わかりました
でもなんかあったら俺は
すぐそいつらともめますよ」

守「あぁ。その時は俺にも
言え。理由なくすぐ動いて
やるから」

司「先に僕に教えて。
真っ先に戦いに行くから」

洋平「・・安心しました。
じゃあその時は頼みます」

話は行かない事で決定した
そして僕達は教室へ戻る。

守「・・・司。お前1人で
行こうとか・・・無しな」

司「・・・しないよ。
後から洋平に何言われるか
わかんないしできないよ」

守「それなら・・・いい。
悪い。余計な事言ったな」

司「ううん。いいよ。
いらん心配させてごめん」

今回の事は・・・感情だけ
で動くと周りにたくさんの
迷惑がかかる気がしてた。

関係ない人間まで巻き込む
可能性が高く思えたから。

相手が・・・あんなにも
危ないのなら僕が感情で
動いてしまったことで僕自身が
後悔する事になるかもしれない

そう思える相手だったから。

司「僕がもっと強ければ・・
もっと頭がよければ・・・」

結局は自分の力不足なだけだ。
思った通りにいかせるように
できない自分の力が相手よりも
なかっただけだから・・・

今の僕じゃあ勝てない。
今の僕じゃあ・・・

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