野田「そうか。わかった。
そういう事ならやればいい」
先生がそう言った時・・・
僕は全身に寒気がした。
引き下がれない・・・
その現実と向き合わないと
いけないのだから・・・
ただ僕がいらつくだけで・・
危ない連中ともめるなんて。
野田「まっ。でも今日のとこ
はやめて明日にしたらええ。
そんなボロボロで行っても
勝ち目ないだけやろからな」
司「やるなら・・・今からが
教えだったと思いますけど」
野田「そんなツッパるなって。
今からやって勝てる相手なら
いけばいいけど違うやろ?」
守「司。・・・やめとけ」
洋平「やめときましょう」
守君も洋平も止めにきだす。
僕が今おかしいのか?
野田「無謀な事はすんな。
今行って勝てるんか?策でも
ちゃんとあんのか?」
司「・・・ないです」
野田「それでいいねん。
熱くなっても冷静に自分が
見れてるからよかったわ。
ちゃんと成長しとるやんけ
まぁ・・今日はもう帰れ」
全員「・・・はい」
ファミレスを出て先生と
一緒に駅まで歩いて別れた
そして駅のホームで・・・
野田「あー。覚醒剤の件な
できるならお前らはもう
関わらないようにしてほしい
お前らはまだ高校生やから」
守「でも・・・先生」
野田「事情はわかったから。
ただ・・・お前らがスッキリ
せんのもわかるから・・・
後は大人に任せてくれ」
司「先生っ!!僕らは別に先生
に頼ろうとしてへんって」
野田「わかってるって。ただ
話しがでっかいとこやから俺
が勝手に入ろうとしてるだけ
司。お前が俺に頼ろうとして
ないのは見ててわかってる。
守も洋平もな。じゃあな。
気をつけて帰れよ~」
司「ちょっと。先生っ」
先生は振り向かず駅から離れた
僕達は黙って家に帰る・・・
野田「さて・・・と・・・
面倒くさいことなったな~」
見えなくなったところで
電話をかけだした。
ピッ・・ピッ・・ピッ・・
トゥルルルルッ・・・
??「はいっ。もしもし。
お久しぶりでございます」
野田「あ~。虎ぁ?あんなぁ
ちょっと聞きたい事がある。
お前んとこ最近なぁ・・・」
??「どうかされましたか?」
野田「実はなー・・・」
その頃電車で帰る僕達は・・
ボロボロだったので浮いてた
司「明日・・・学校行く前に
鹿角さんとこいかんと・・」
洋平「・・・そうですね」
守「制服ないもんな」
チラチラ周りに見られる。
いつもバイクなのであんまり
気にならなかったが・・・
喧嘩の後の電車はダメだ。
ってのを実感した。
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