第1245話 不意に

2024年10月16日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
クロ「さっきかついでた
って言ってる子ってのは
あっこにおる子の事?」

クロは後ろを指差してた

守「後ろおらへんやんけ
せやからどこおんねんな
さっさと出せってボケ」

クロ「えっ?いない?」

クロは不意に後ろを見た
その時全員後ろを見た。

司「・・・今やっ」

洋平「はいっ・・・」

僕と洋平は闇に紛れて
入り口の方へ近づいてく

そして守君は・・・
その隙に間を詰めていた

クロ「ほんとだ。いない
どこに行ったんだろ?」

ブルー「お前ら探せぇ。
逃げられてるだろうが」

??「はいっ。探します」

クロ「どっかに隠れて
・・・うわっ」

守「遅いねんっ」

ドシイイッ・・・
守君がハイキックを打つ

守「・・なっ。こいつ」

クロ「あぶな~い。
いつの間にこんな近くに
いたの?汚いね~君」

クロはギリギリ防いでた
両手でガードしていた。

クロ「いててててっ・・
すごーく痛いんだけど。
君すごい蹴りするね~」

守「反応・・とれたんか
お前・・・おもろいな」

クロ「ん~。なんだろ。
そういう汚いことっての
はこっちの得意分野だ」

クロはポケットに手を
入れてごそごそしていた

取り出した物は・・・
おもちゃの指輪だった。

守「おいおい。なんでや
お前危ないやっちゃな」

クロ「あれ?わかんの?
これ出して危ないって
思われた事ないんだけど

君けっこう実践くぐって
きてるみたいだね~」

クロは指輪を指につける
つけれるだけつけていた

守「俺もそれはたまに
使ってたからな・・・
ガキの頃やけど」

クロ「へぇ~。そう?
君も危ない人種かもね。
俺よりは危なくないか」

クロが守君に近づく。
守君は右翼の構えをとる

互いの間合いに入った時

シュッ・・ガシイッ・・

クロ「・・・おっ?」

守「って・・・よしっ」

守君はガードしていた腕
で指輪をつけてたクロの
拳をぶつけて封じていた

守「なんや?こいつ」

クロは笑っていた。
止められたのに・・・

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