第1244話 現状把握

2024年10月15日

第43部-冷たい恐怖-

t f B! P L
司「ここなら・・・
ちょっとの間持つやろ」

洋平「大丈夫ですかね。
荷物の後ろの方が・・」

司「荷物の後ろとかを
探してる間に移動して
出口から逃げるねん」

迂回しつつ・・逃げる。
それが最善と思ってた。

予定外がなければ・・・

コツコツコツ・・・

誰かが中へ入ってくる。
全員が足音のする方向を
見た。

守「なんやなんや?
ここでなんかしとんか」

外から状況を見ていた
現状が把握できなかった
守君が中へ入ってきた。

司「守君?なんで・・」

洋平「わからないですよ
途中で別れたんですけど」

ブルー「あ~?なんだ?
君は誰の知り合いかな?」

守「あ?知るかボケ。
お前さっきかついどった奴
どないした?そいつを
引き取りにきただけや」

司「・・洋平のこと?」

洋平「俺・・・ですか?」

司「あいつが洋平かついで
ここまで運んできてた・・
あいつ・・・強かった?」

洋平「わかんないです・・
和真ってのとやった後で
あいつら3人にいきなり
絡まれてやられたんで」

司「和真って・・・僕が
やられてしまった奴?」

洋平「はい・・・あいつ
めっちゃ強かったです。
でも仇はとりましたよ」

司「そう。ありがとう」

洋平「・・・へへへっ」

僕の為に戦ってくれた。
その行動が嬉しかった。

が・・・今はそんな流暢
に話をする訳にいかない

司「さっ・・・逃げるよ
逃げるルート見つけて」

洋平「・・・えっ?
守さんと一緒に喧嘩を
しないんですか?」

司「なんで?」

洋平「3人だったら
ある程度の人数やれると
思いますけど・・・」

司「体力ないのに・・・
今出ても邪魔なだけやで

ある程度やれても最後に
負けてたら終わりやの」

洋平「うーん・・・」

分家と本家の違いが出る
こういう時に出やすい。

僕達がこそこそと逃げて
いる間に守君の方は・・

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